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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
079話 記憶巡り編 とある視点で見る記憶 その6
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…結界と関係しているもの。とある場所から引き出している……。
もしかして……士郎さんはなにかしらの結界を使えてとある場所にわんさかに引き出しを持っていて、それゆえに結界の基点に敏感……。
まさか一つの世界を持っているとか……?


必殺!!ほにゃらら結界!!

そのほにゃららの部分が分かれば苦労しないんだけどね。
とにかくそれから意外にも士郎さんの活躍劇が始まった。
放課後に次々と呪刻を見つける士郎さん。
それを鮮やかな手腕で破壊していく凛さん。
即席にしてはいいコンビかもしれない。

そして士郎さんが見つけられるものをあらかた発見して壊して放課後に二人で屋上でくつろいでいると、凛さんの猫かぶりの話に及んでいく。
詳しく聞くと凛さんの親も死んでしまっているらしい。
なんか過去にありそうだね……。たとえば前の聖杯戦争とかで死んだとか。

もう暗くなって校門で別れようとして意外にも凛さんのツンデレぶりが発揮されてて和やかなムードだなって思っていたんだけど、突如として士郎さんは悪寒を感じて令呪を見つつも確かめるだけと言い訳して一人でまた校舎の中に入っていく。
場所は弓道場。
中に入っていくとなんとそこには、

「うわぁ……」

先ほどまで破壊していた呪刻が可愛く見えてくるほどのおぞましい巨大な呪刻が壁にでかでかと刻まれていた。
士郎さんはすぐさまに凛さんを呼びに行こうとするけど、そこにはライダーの姿があった。

「まさしく最悪の展開でござるな……士郎殿はセイバー殿を今度こそは呼んだでござるか?」
《いや……この時はその場にマスターもいて戦闘にはならなかったんだ》
「そのマスターって……」

話は進んでいき、そこになんと慎二さんが姿を現した。

『久しぶりに遊ばないか? 僕のうちで……』

慎二さんがライダーのマスターで、驚く士郎さん。
さらにはまさかのホームグラウンドまで招くとは慎二さんの考えとは一体……。
話をすると慎二さんも無理やりマスターにされたという。

「「「「「嘘だね(ね)(ですね)(だと思います)(アルネ)(やな)」」」」」

この慎二さんの信頼の無さよ……。
まぁわたしももう信用していないけどね。
それから慎二さんは士郎さんに協力しようと相談する。
だけど士郎さんはまず聞いた。
美綴さんについてだ。
だけど慎二さんは僕じゃないという。心を痛めているとも言う。

「ちょっと……かなり嘘見え見えなんだけど」
「友達という鎖で士郎さんを躍らせているのを見て楽しんでいるのでしょうね。虫唾が走ります」
「士郎さんは慎二さんの事を信じたいって気持ちを逆手に取っていますね」

みんな散々だね。
士郎さんも一応それで納得し、次にマスターになった経緯を聞くと、間桐
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