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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
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最終章『ふたりで…』
正・義・攻・略
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ちょるがのう!今のわしにかかれば雑魚同然じゃあ!! 」

純白のラフム達を斬る以蔵。
他の者達もキャスター達とそのマスターを守りながら襲来するラフムを狩っていく。
確かにラフムは手強かった。
だが以蔵の言う通り、背負うものを背負い、助けたいものを助けたいと想う彼らにとってそれは立ちはだかる壁でも障害でもないただの雑魚同然なのだ。

「シェヘラザード様、アンデルセン様。」
「ああ分かってる。ではそろそろ綴るとしよう。」

連れてきた2人に指示を出す。
羽根ペンを手に取り、アンデルセンは書いていく。
シェヘラザードは

「こ、これではどう足掻いても…!」
「死にません!ですがアンデルセン様の綴られた物語をあなたが語らなければ…ここで皆潰えてしまうのです!」
「わ、わかりました…!」

アンデルセンの書いた物語を語っていく。

「さぁ見せてやるとしよう。宝具の同時展開だ。」
「何を企んでいるかは知らないが…!キャスター程度…!」

何か嫌な予感がしたんだろう。
正義はラフムに任せることをやめ、こちらに向けまっすぐやってきた。

「させるかぁ!!!!」
「いや…誰にも邪魔されん。俺の書いた物語は問題なくはじまる!『あなたの為の物語(メルヒェン・マイネスレーベンス)』」
「『千夜一夜物語(アルフ・ライラ・ワ・ライラ)』…!」

2つの宝具が展開され、それはやがてこの島全体を覆い尽くす

ここは今から、童話作家が書き、読み手が語る1つの物語となる。

「なっ…!」

正義の一撃は大和によってなんの問題もなく受け止められていた。
つまりは、阻止の失敗。

「せっかくの物語だ。黙って聞いてろ。」
「そんなもの…ごときでぇえええ!!!」

正義が両手に武器を持ち、大和に襲いかかる。
プロトアーサーのエクスカリバーとシグルドのグラム。
その2つはどれも強力な剣ではあるが

「…!」

大和はその剣の猛攻を受けきり、そしてさばき切った。
最初に戦った時のことを思い出して欲しい。
大和と武蔵の刀は、正義の一撃で簡単に折れてしまったことを。
しかし今の連撃を受けても、刀はビクともしない。
なんかエインヘリヤルとかいう組織に打ち直してもらったとかいってはいたが、それが折れない理由ではない。
答えは、別にある。

「勝てるわけがないだろう?脇役風情のお前が…"俺達主人公"に。」
「な…なんだとォ!!??」

正義は跳んで距離を取り、新たな武器を取り出す。
ナポレオンの使っていたあの大砲だ。

「『凱旋を高らかに告げる正義(アルク・ドゥ・トリオンフ・ドゥ・レトワール)』ッ!!!!」

放たれる虹の光。
このままでは大和だけではなく、俺達やさらにアンデルセ
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