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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百五十八話
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とく!」

そう言うと暦さんは肩やら腰やらを駆使して芋虫みたいにもぞもぞとブランコの下から抜け出した。

「ふぅ」

と抜け出した暦さんが一息ついた。

「うっふぅ?」

「達してないから」

そのあと、公園を後にして目的の北白蛇神社へと向かう。

ここから北白蛇神社まではそれなりの距離がある。

「斥候しようか?」

「いや、できれば近くにいて欲しい」

俺の申し出に対して暦さんは視線で駿河を指して拒否した。

駿河を守れという事らしい。

「それに、君が居れば安全そうだから」

「その期待には添いかねるよ暦さん。俺が持ってる情報は限られた物でしかない」

それだけ言って、上昇して周囲を監視する。

索敵範囲内に死屍累生死郎とそれに与する怪異はいないようだ。

奴も消耗しているのだろうか。

俺が持っている情報はあくまで作品の読者が得うる物だけだ。

行間の出来事は知りえないし、今奴がどうしているかは憶測しかできない。

一行の上を俯瞰視点で見ながら北白蛇神社へ。

時折我が姉上が恨みがましげな視線を向けてくるが無視だ。

俺は関係ない。

一行が境内への鳥居をくぐると同時に合流する。

「やぁ、こよみん、ユートピア、やっと合流出来てうれしいよ」

と臥煙がわざとらしく振り返る。

「忍野忍さん、神原駿河さん。私は忍野伊豆湖という」

さぁ、来るぞ。

「神原さんは..........知らないか。でも忍野忍さん、わたしは君が良く知る忍野メメの妹だ」

「ひゃはははははははははは!!」

「オイ」

「ははははははははははは! ひゃっはっはっはっはっはっはっはっは?」

「おいユートピア」

「いwwwもwwうwwwとwwwwwww」

「草を生やすな。ユートピア」

爆笑していると目の前に何かが飛んできて俺の顔面にめり込んだ。

すごく痛い。

しかも後ろに倒れて後頭部を石畳で強打した。

更に痛い。

めり込んだ物体を手に取る。

球状の水晶だ。

よくこんなもん持ってたなこいつ。

と思ったがよく見ると穴が開いている。

数珠の一つだろうか。

水晶にこびり付いていた血が蒸発する。

「イイッタイメガアァァァァァァ?」

「いや鼻だろう。一々ネタを挟まないと喋れないのかユートピア」

これ以上は話が進まないので大人しくする。

そうして、臥煙の永い長い独り語りが始まっった。
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