暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-H最終侵攻〜Battle of the north. another side 2〜
[5/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
キュンナさんと分身体が1体。イクスさんの攻撃を受けていた分身体はすでに消失しており、フォルセティさんとイクスさんはグレゴールの拘束を続けています。
「思っていた以上に強くなって・・・。グレゴール! いつまで遊ばれているのですか!? さっさと拘束から逃れてください!」
「申し訳ありませぬ陛下。フォルセティのバインド弾が、イクスヴェリア王のものとは違うものらしく。魔法の使えなくなった我の膂力では引き千切るのは難しいようです」
「セインテスト・・・! やはりあなたから討つべきなのですね!」
私とヴィヴィオさんをそっちのけで2人のキュンナさんがフォルセティさんへと向かって駆け出したので、ヴィヴィオさんが「ジェットステップ!」で追従します。ヴィヴィオさんに追い付かれそうになったところで、1人のキュンナさんが急停止からの後背右脚直打を繰り出しました。円を描く脚廻打とは違い直線的に突き出される直打ですから、その速度は恐ろしく速い。ですがヴィヴィオさんの全てを見切る神眼と、卓逸したカウンタースタイルの前では意味を成さない。
「でぇぇぇぇい!!」
――アクセルスマッシュW――
キュンナさんの蹴打を半身になることで躱したヴィヴィオさんが繰り出すのは、高速で打ち込む拳打2連撃で、キュンナさんの右わき腹と右頬を正確に打ち抜きました。苦悶の声すらも上げることが出来ず、キュンナさんが前にも後ろにも倒れず、すとんと真っ直ぐに膝から崩れ落ちて消失。本物のキュンナさんですが、すでにフォルセティさんと対峙しています。
――夢影・参の打ち方・墜拳――
キュンナさんが両腕を振り上げると同時に肘を軸に前腕部だけの分身腕が現れ、小指側の面による打撃――指曲槌打を繰り出しました。それを拒むのはフォルセティさんの周囲をくるくると回っていた4つの魔力球の内の1つで、キュンナさんの接近と同時に彼女の方へと向かい、攻撃される直前に小型シールドを張りました。
シールドに分身腕による指曲槌打が打ち込まれるとすぐに分身腕は消失するのですが、打ち込まれる直前には新たな分身腕が出現していて、即座に指曲槌打を打ち込み、そして消失。それを高速で繰り返されること5回。最後はキュンナさん自身の本腕での指曲槌打でしたが、シールドは一切弱まることなく防ぎ切りました。
(コード・シュッツァークーゲル。固定砲台に徹する際のフォルセティさんを護る4つの鉄壁)
他者からは害されず、自身は一方的に相手を撃ち、そして負かす、フォルセティさんの必勝法。反射球とは違い防御するだけのものなので相手にダメージは入りませんが、フォルセティさんが攻勢に出る時間は稼げます。右手に持つ“エマナティオ”の銃口をキュンナさんに向け、「フォイア!」と引き金を引きました。
――コード・カノーネ―
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ