暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-G最終侵攻〜Battle of the north. another side 1〜
[3/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
聞きしたいんですけど、護衛はセインとオットーとディードの3人でいいんでしょうか?」

『え? えー、うん、3人だけ』

「では、フォルセティは一緒ですか?」

『ん? ん−・・・っと、う、ううん、一緒じゃない』

(セイン・・・、うそが下手すぎ)

セインがチラリとほんの一瞬だけど後部座席を見て、しかも変に間を開けた。正直なセインが可愛いと思いながら、フォルセティが付いて来てくれてるって判って胸の内がポカポカする。イクスは「判りました。引き続きお願いします」って小さく頭を下げてから通信を切った。

「フォルセティさん、いますね」

「「「ですね〜」」」

苦笑いしてるアインハルトさんにわたし達も苦笑いで答えた。でも、みんなはきっと同じことを思ってるはず。なんだかんだ言いながらフォルセティはわたし達のために付いて来てくれていて嬉しいって。まぁ今後はこんな一喜一憂をしないで済むように、フォルセティの女装は禁止することを仲間内だけで決定。なら、今年の学院祭の出し物はどうしようか?になってくる。

「学院祭ですか・・・。私はもう参加できないのですよね・・・」

「そう、ですね。アインハルトさん、卒業しちゃいましたし」

「高等部への進学をやめ、格闘技一本に縛りましたね」

イクスの言うようにアインハルトさんは義務過程である中等部を卒業すると、格闘技選手に専念するために高等部への進学をしなかった。元よりザンクト・ヒルデ魔法学院は初等部と中等部は校舎が隣り合ってるけど、高等部から上は少し離れた場所にあるから気軽には逢えなくて、ちょっぴり寂しいのは確かで。ナカジマジムに行けば逢えるとは言ってもね・・・。

「ヴィヴィオさん達はどうするんですか? 進学か選手か」

「えっと・・・」

「私はまだその辺りは考えてないです。でも、たぶん進学することになるかと」

「あたしは選手の方に進もうっかな〜って。まぁ家がどういうか判らないけど」

わたしが答えを言いよどんでると、コロナとリオがササッと答えた。コロナは進学予定で、リオは卒業予定。わたしがどっちを選んでも、2人の内どちらかとは一緒に居られる時間がかなり減るということに。そしてイクスは「私は医学科に進学ですね。将来は医者になりたいので」って進学することと、以前から語ってくれていた夢を改めて宣言。

(イクスとも一緒に居られる時間が少なくなっちゃうんだ・・・)

友達の夢だからもちろん応援するけど、寂しさだけはどうしようもない。しょんぼりしてるわたしに、アインハルトさんは「大丈夫です。ジムでなら逢えますし、たとえ離れていても心はずっと一緒です」と微笑みかけてくれました。コロナとリオとイクスもわたしを見て、アインハルトさんに同意することを示す笑顔を浮かべた
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ