第3話 強硬派壊滅!!新たな脅威!
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ともかく、これでネオショッカーやドクマらの発言力は低下したのは確実なため、強硬派の壊滅は確定したと言ってもいい。
「さて、間もなく使節団派遣だが、彼の世界征服はどこまで進んでいる?」
アポロガイストは気持ちを切り替えて征服作戦の進捗状況を報告する。
「まず日本国ですが、つい数日前に国内の主要な原発や水道などのインフラ設備に戦闘員を潜り込ませることに成功しました。EP党による政権獲得工作も併せれば日本国の征服は間もなく完了するかと……」
アポロガイストは大首領の三角頭巾の奥にある単眼が怪しく光るのを感じた。どうやら満足しているようだ。
「フフ、そうか。ライダーがいないだけでここまでスムーズに進むとはな。…では他の支部は?」
「ハッ、ご存知の通り、ベルリン支部はネオナチ団体への工作を行っており、ヒトデヒットラーからの報告によるとドイツ国内の4割の掌握に成功したとのこと。
ニューヨーク支部は支部長のサソリジェロニモが主導で貧困層や被差別階層に対する扇動を行っています。これが功を奏し、彼の国に相当数の現地協力者を養成することができました」
「素晴らしい。思った以上の戦果ではないか。香港支部の方はどうだ?」
「香港支部はムカデヨウキヒが担当しており、中国国内の民主活動家やチベット・ウイグルなどの抵抗組織に銃火器の貸与などを行っています。また、1週間前に武漢市にあるウィルス研究所の乗っ取りに成功したので、そこで新型ウィルスの研究開発を行わせています」
「抵抗組織に新型ウィルスか……これらを使って彼の国を混乱させ、さらに国力を削ぐというわけだな?」
「そうです。同国の国内を混乱させ、ゆくゆくは傀儡政権を樹立させようと思っております。
アフリカやロシアに対しても中国と同様の作戦を計画しており、テロリストや抵抗組織に支援を行っております」
「アポロガイストよ、素晴らしい。素晴らしい進捗速度だ。このまま征服計画を進めよ。成功の暁には貴様によりよい椅子を用意しよう」
「ハハッ!!ありがたき幸せ」
ショッカーの日本世界征服作戦は着々と進んでいた。
――――――――――――――――――――――――――
アメリカ合衆国 ホワイトハウス
ホワイトハウスの大統領執務室ではデュレルが満足そうな笑みを浮かべていた。
ショッカーとの会談を日本とアメリカで独占することができたからだ。
これから自分達を待ち受けるであろう莫大な利益を想像し、デュレルは口元に弧を描いた。
「フフ……我が国と日本が交渉の席を独占することに成功したわけだが、ショッカー側の世界を市場とした場合、その利益はどれほどになりそうかね?」
「国務省からの
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