暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-E最終侵攻〜Battle of the central 1〜
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は本局医務局が出したし、死亡は確かなものだ。だから今目の前に居るのは人格データを積まれたAI搭載のスペアということになる。でも、だからって破壊してもいいわけじゃない。
「・・・だから、ね? お願い!」
手を合わせてお願いしてみる。アルファは目を瞑って何か考える仕草をした後、「いやよ。もう少し遊んでもらうわ」って微笑みを浮かべた。
「退くんだ、すずか! ディエチ、撃て!」
――メタルダイナスト――
――ヘヴィバレル・バレットイメージ・ペネトレイトシェル――
チンクの言葉に従って一足飛びで後退しつつS1とS2を前面に置いて、エネルギーシールドを展開。そこに地面から勢いよく突き出てきた1本の鉄柱がシールドと激突した。シールド2機が空に打ち上げられる中で私はさらに後退して、S3シールドを前面に持ってきてエネルギーシールドを展開。直後に鉄柱に着弾したエネルギー砲弾の爆発から身を護る。
(うーん。やっぱり投降は受け入れてくれないか。凍結させても意識が残っていたらスキルを使われちゃうし・・・)
とりあえずゼータから墜とそう。空中のS1とS2を手元に呼び戻して、多少の損傷はあるけど使用には問題ないことを確認。
「セッテ、ディエチは、アルファの足止めをお願い。ディエチはイノーメスカノンから
高速攻撃砲
(
リレントスカノン
)
に兵装変更で、チンクは私と一緒にゼータを墜とすよ」
「「「了解!」」」
気を失ったままのデルタを肩に担いだアルファと、扇を振るう動作に入ったゼータがバインドから逃れて散開。ディエチは指示通りに、長身の6連装砲身が三角形に並んだガトリング砲・“リレントスカノン”を装備。
「アディション!」
“スノーホワイト”のカートリッジをロードして、“リレントスカノン”に神秘魔力を付加。そしてすぐにディエチはゼータへ向けて何百発っていうエネルギー弾、「ロールバレル・バレットイメージ・インパルスバレット!」を発射開始。
「これは・・・! 受けては一気に墜とされてしまいますね・・・!」
――サウザンドブレス――
対するゼータは足元に突風を打ち付けて、砂煙を巻き起こして煙幕とした。だけどシスターズには熱源感知システムが標準装備されているから、砂煙での目くらましは通用しない。
「(たぶん・・・この辺り!)フローティングアイス!」
熱源感知なんて真似は出来ない私はゼータの行く手を予想して、その先に氷塊の壁を作り出した。行き止まり作戦は上手くいって、ゼータは氷塊を飛び越えるべく砂煙から飛び出してきた。そこにディエチのエネルギー弾幕が襲い掛かるけど、扇を真下に振るって起こした風によってゼータは急上昇。
「逃がさないよ!」
――アイシクルアイヴィ・ケージ――
氷の茨を
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