暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-E最終侵攻〜Battle of the central 1〜
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よりローブの隙間から女子生徒の制服のようなものがチラチラと見える。

――ライドインパルス――

――ショックブレイカー――

さらに上空から大きな金属音、そして爆発がした。そんな空から地上に向かって落下していく人物の顔を、持ってる武器を見て、私は「やっぱり・・・」って確信した。遅れて降下してきたトーレに「今回の敵の正体は・・・」って声を掛ける。

「ああ。考えたくはないが、連中のスペア機体だろう。まだ残っていたとはな。今度こそ徹底的に潰すぞ」

地面にクレーターを作りながらも着地したあの子は、「やっぱり速いな〜」って手にしている武器――ハンマーを肩に担いだ。チンク達も相手が誰なのかを察しているみたいで、チンクが「また、お前たちと戦わなければならないのか」って悲しげに零した。
プライソンの味方だったサイボーグ姉妹“スキュラ”の死は、シスターズにも辛いものだった。味方・敵と別れていたけど元はプライソンの手によって生み出されたサイボーグで、シスターズもスキュラも一纏めで姉妹のようなものだから。

「デルタ、ゼータ。それに・・・その身長から言ってアルファ・・・?」

私がそう言うと、「ま、バレちゃうよね!」ってハンマーを持つ子がローブを脱ぎ捨てた。オレンジ色をしたロングヘアはポニーテール、瞳は銀。間違いなくデルタだった。続けて扇を持つ子もローブを脱いで、ストレートの艶やかな黒髪と銀色の瞳をあらわにした。そして最後にローブを脱いだのは、ウェーブのかかった金色のロングヘアのアルファ。

「久しぶりね、月村すずか」

「どうして、あなたが、あなた達が・・・」

「スペアなのだろうお前たちは。プライソン戦役後に奴の研究施設はすべて潰したはずだが、まだ残っていたようだな」

「ベーダとガンマ、それにイプシロンの姿が見えないようだが? 別行動中か?」

“スキュラ”は6人姉妹で、目の前に居るのは3人だけ。残りの3人はどこに居るのかっていう話だけど、これはひょっとして・・・。私の視線が研究所に向いた瞬間、アルファが「メタルダイナスト!」って叫んだ。私たちと研究所を隔てるように鋼鉄の壁がせり上がった。アルファのスキルは鋼鉄を操るというもので、元の形を保たせたままだったり、再構成したりと汎用性が高い。

「(地下にも研究施設が広がってるから、その建材の鉄を壁状に変形させたんだ・・・!)トーレ、ウェンディ、クアットロ! 研究所の方をお願い!」

私たちの居る結界内と研究所内はすでに隔絶されていて、一度結界を抜けないといけない。少し手間だけど、アルファ達が足止役としてここに居るんだとしたら、研究所は危険にさらされることになる。所内の武装隊や騎士を信じてないわけじゃないけど、少しでも防衛戦力を増やした方がいい。

「了解だ。チ
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