暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-D最終侵攻〜Battle of the west〜
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を振り回しつつ、風を起こして幻を揺らしました。
「いったん退避!」
地面を蹴って空へと上がったラスティアを追うために顔を上げようとしましたが無理でした。姿を見れず、声も聴けず、様子を確認することが叶わないのが歯がゆいです。ならば、仰向けに体勢を変えるのみです。うつ伏せはうつ伏せで胸が潰されて呼吸がし辛かったので、少しは楽になりそうですよね。
・・・で、なんとか仰向けになるんですが、「こ、これは・・・これで、きつい・・・です」とちょっと後悔です。頬の肉や胸も圧し潰されそうになります。私の今の顔、誰にも見せられないほどに潰されちゃってますよ。
――振動拳――
空高くで行われた一瞬の攻防を少しだけ見ることが出来ました。ラスティアは地上に居る幻や、本物の先輩方を風の魔術でどうにかしようとしたのでしょうが、彼女よりさらに上空にて待ち構えていたスバル先輩が降下の速度を合わせた拳を繰り出しました。頭上からの奇襲ということでしたがラスティアは反応し、風の魔術で横合いからスバル先輩を吹き飛ばしましたが、スバル先輩のすぐ背後にはティアナ先輩の幻術で姿を隠していたらしいアリサ先輩がいました。
――アドラヌスセイバー――
両手の剣から噴き上がる炎はフランベルジュのごとく揺らめく大剣と成り、アリサ先輩はラスティアへ向けて十字に振り下ろしました。と、ここで私を捕らえている重力がパッと消滅しました。その代わりラスティアが異常な速さで急降下して、アリサ先輩の攻撃を躱しました。
(自分に重力をかけて無理やり回避したんですね・・・!)
ただ、私を解放したことは悪手ですね。ここから先は速度重視で戦わせていただきます。
――風雷鬼形態顕現――
膂力と防御力重視の地鬼から、速度重視の風鬼、加えて雷鬼の能力を同時に発言させます。
――鉄兵風馳――
風鬼形態での高速移動で、落下速度が落ち着き始めたラスティアの直下まで移動します。そして雷鬼形態での攻防一体技を発動しようとした時・・・
「そうはさせないでありますよ!」
――アウラール――
そんな声と共に私に向かってきたのは、炎の突撃槍型の射撃魔法?11発。私は発動を見送って回避に専念し、私に攻撃を加えてきた敵の姿を視認したのですが・・・。私の知る人にそっくりでした。いえ髪の色は金ではなく薄い紫色ですし、瞳も緑色ではなく金色。ですが手にしている武装――デバイスも、顔立ちも声も・・・同じなんです。
「あなた・・・何者ですか・・・!?」
「フラム・ザ・リベンジャーと名乗るでありますよ」
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