暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-D最終侵攻〜Battle of the west〜
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3人と共に交戦を開始しました。小さな女の子を殴ることには多少なり抵抗を覚えますけど、ルシル副隊長とアイリ先輩を亡き者にした“T.C.”の一員ということで、私は半ば八つ当たりのように拳を振るい続けました。
(この防御力と防壁連続発生。決定打は先輩方に任せた方がいいですね)
――地鬼形態顕現――
「・・・あ」
私の魔力に地を操る属性を付加します。私の角の色が無色から茶色へと変化したことにラスティアが少し目を見張りました。その一瞬の隙にスバル先輩が「リボルバーキャノン!」と、衝撃波を伴っての右拳を繰り出しました。
――ペルセヴェランス――
スバル先輩の一撃が向かうラスティアの左頬が一瞬で黒い何かに覆われ、ガキンと甲高い音を立てて拳を受け入れました。スバル先輩の右腕が弾かれましたが、拳を受けた衝撃だけはどうにもならなかったのかラスティアも体が浮くほどに飛ばされました。
「地殻壊拳!!」
――テッラ・スクード――
私は瞬時に右腕に岩石の籠手を作り出し、地面に着地する前のラスティアへと殴り掛かります。が、私と彼女の前に岩石の壁が勢いよく立ち、私の拳を受けました。壁の表面を大きく抉りましたが破壊には至らず。だけど「おおおおおお!」と気合を入れ、もう一撃を加えたことで完全に破壊です。
「魔人の末裔の分際で・・・!」
私が壁を破壊する頃にはラスティアはもう遠くに離れており、アリサ先輩の熱線砲やティアナ先輩の多弾連射の対処に忙しそうでしたが、私が壁を破壊したことに対してわざわざ怒りを覚えているようです。私の一撃を受け止め、自分が逃げられる時間を稼げた時点で彼女の勝利なのになぜ怒るのでしょうか。
「やっぱり先にあなたを黙らせないといけないみたい!」
ラスティアは自分の周囲を飛び回る丸い宝石を新たに手に取り、「ポラール・リヒト!」と、私たち4人に向かって黄金色に輝く砲撃を一斉発射しました。受けたら負ける。見ただけでそう察することが出来ましたから、私たちはそれぞれの方法で全力回避です。
「ルイン・トリガー!」
また別の宝石を手に取ったラスティアが声を発すると同時、ギンッと鈍い音が聞こえたかと思えば「むぁ!?」と私は声を漏らし、その場に強制的に跪かされました。
「ミヤビ!?」「「ミヤビさん!?」」
「き、来ては・・・ダメ・・・です・・・! 重力・・・です!」
私を心配して駆け寄ろうとしてくれました先輩方を制します。騎士プラダマンテの空間操作能力と同じ、周囲の重力を操作する魔術。けれど騎士プラダマンテの重力よりはまだ軽い重圧です。ですから「宝石を・・・お願いします!」と重力を発生させていると思われるラスティアの持つ宝石を狙うようにお願いします。いえ、本当は先ほどから宝石への攻撃を私
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