暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-C最終侵攻〜Battle of the East〜
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、我らが王ディアーチェ、レヴィ、フラム、アイル、そして私の王下四騎士、それにアミタやキリエで迎撃しています。なぜ私らしからぬ固定砲台役になっているのか。切り込み役にはレヴィとフラムとアミタとキリエがいるからです」
――バーストクロモスフィア――
炎のバリアから放たれ来たのは炎の砲弾で、直径が2mくらいあるから回避には気を付けないといけない。砲速も割とあるし、さっきまでの砲撃連射と組み合わせられると厄介かもしれない。
「私は盾としてディアーチェとアイルとユーリを護ることを選択しました。まぁ
なのは
(
あなた
)
譲りの防御力の恩恵もあり、盾役として大いに役立っています」
まさかの内容に逆にこっちの気が散るというか、「大丈夫なの!? こんなところに居て!」って不安、そして心配になった。炎のバリアを解除したシュテルが「大丈夫です。私は違うので」って言いながら2本の“ルシフェリオン”のカートリッジを3発ずつ、計6発とロードした。大技が来るって判る数だ。
「違うってどう意味!?」
――アクセルシューター・バニシングシフト――
エクセリオンモードのロックオン機能を利用した精密狙撃バージョンのアクセルシューターを発動して、18発の魔力スフィアを周囲に待機させる。ボッ、ボッ、と火を噴くシタデルユニット4基はシュテルの周囲をゆっくりと回って、私たちの攻撃に備えてる。
『なのは。あたしがデケェので一気に片を付ける。シュテルを引き付けててくれ』
『大きいのって・・・。まさか、ツェアシュテールングス!? 待って、アレは――』
『アホか。さすがに対人では使わねぇよ。ギガントシュラークで盾4つを破壊してやる。シュテルだって盾が壊れそうになったら回避行動くらい入るだろ』
『ま、まぁさすがのシュテルも逃げるとは思うけど・・・』
「そのままの意味ですよ。私は違うので、
異世界
(
こちら
)
に居ても問題ないのです」
――カタストロフィノヴァ――
どんな魔法でも余裕をもって回避できるようにシュテルから距離を取っていた私たちに向かって放たれたのは、ピンポン玉みたいな小さな火炎弾。高速弾でも誘導弾でもないようだけど、避けないと「まず・・・!」いことくらいは理解できる魔力が込められ、圧縮されてる。
「ヴィータちゃん!」「なのは!」
2人同時に一気に急上昇する。その途中、私たちを巻き込まないように遠く離れたところで戦ってるクラリスちゃん達が視界に入った。大きくなったナデシコが十数頭にまで増えた雷チーターを相手にして、クラリスちゃんは巨馬アレクサンドロスを駆って、ソアラもいつ召喚したのかキラキラと輝くたてがみを有する巨馬を駆って、お互いの武器でドックファイトを繰り広げていた。
「「〜〜〜〜〜っ!!」」
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