暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-C最終侵攻〜Battle of the East〜
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スを持っている人とは別、私とヴィータちゃんが相手しようと考えていた人がチーター(よく見たら黒い雷で創られてる)から降りて、「お断りします」って言いながらフードを取った。

「「『!!?』」」

フードから現れたのは見知った顔だった。あの頃に比べて眼鏡を掛けているし、髪も私ほどではないにしても結構伸ばしているけど、顔立ちは本当に私とそっくり。そう、“T.C.”のメンバーとなってしまっていたのは間違いなく「シュテル・・・!」だった。

「お久しぶりですね、なのは。それに鉄槌の騎士と融合騎リイン」

「ど、どういうことです? なぜフードを脱いだのですか?」

「そう怖い声を出さないでください。ご存じでしょうが、私と彼女たちは友人という間柄なので交戦すれば正体はすぐに気付かれます」

「それなら、交戦中に明かした方が相手の意表を突けたでしょうに。生まれたその隙を突けば、任務も素早く果たせたのではないです?」

「そんな卑怯な手を使いたくないですね」

「っ!!」

近くで見たから判ったけど身長はかなり低くて、声色からして10代前半くらいだと思う女の子とシュテルの間で、味方らしからぬ嫌な空気が発せられ始めた。ピリピリした雰囲気をまず破ったのはヴィータちゃんで、「おい、こら。喧嘩は後にしやがれ。てめぇら投降を拒否ったよな? んじゃ、ぶっ倒すかんな」って“グラーフアイゼン”を2人に突き付けた。

「・・・ふむ。紅の鉄騎の言う通りですね。投降を断った以上は武力で解決するほかありません。ソアラ、早速始めましょう」

「ちょっ!? 実名を出すなんて馬鹿なんですか!?」

「私も実名ですし、問題ありませんよ」

「な、ななな・・・ありえない! あなたたち紫天一家は揃いも揃って馬鹿なのではないですか!? いえきっと馬鹿なのです! 自らの正体を明かすような真似をするなど!」

「名前を知られたからと言ってもどうせ身元までは判りませんよ、私も貴方も」

「それはそうでしょうけど、気持ちの問題です」

「では、切り替えていきましょう」

「つ、疲れます・・・」

シュテルと女の子――ソアラの口喧嘩のような会話の中には気になることがたくさんあったけど、それを問う前に2人が臨戦態勢に入った。

昇華殲滅服(ヒートスーツ・セカンド)、着装。・・・ルシフェリオン、デストロイヤーヘッドを起動。シタデルユニット解放」

シュテルがこちらに身体を向けたまま後退して、防護服姿に変身した。大体は砕け得ぬ闇事件の頃とデザインは変わらないんだけど、長くなった髪は首の後ろで一束に結ぶようにしてある。それに籠手と脚甲が追加されてる。
そしてシュテルの杖、“ルシフェリオン”がカートリッジを2発とロードして、その形状を変化させた。私
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