暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-B最終侵攻〜Battle of the South〜
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て感じの形態だ。
「ボクの最強の破壊力を持つリベレイターフォーム! さらに! スプライトフォームぅぅ・・・セカ〜〜〜ンド!!」
レヴィの防護服が換装される。格好はフェイトで言う子ども時代のソニックフォームなんだけど、両手首、両くるぶしからは小さな片翼が、そして背中からは形を保ってない電撃の羽が3対と展開された。そんなレヴィが臨戦態勢に入ったことで、エリオが「何のつもりだ!?」って私とフェイトの前に躍り出た。レヴィが何かを返す前に、プレシアママとリニスもそれぞれ見覚えのある杖を手にした。
「アリシア、フェイト。あなた達があの日、お別れしたあの時からどれだけ成長したのか、見させてもらいます」
「・・・やっぱりいやだわ、リニス。どうして私たちが、娘たちやその家族と戦わないといけないの?」
「言わないでください。それが私たちの仕事、時間稼ぎです。・・・あ」
「「「「時間稼ぎ!?」」」」
口を滑らせたってハッとしてるリニスが「いえ。違います」って慌てて首を横に振ったり空いてる左手をヒラヒラ振ったりするけど、レヴィが「合ってるぞ? せんせー、ウソはダメだぞ」って首を傾げた。
「オリジナル達をなるだけ足止めして、時間が来たらリンカーコアを抜いて魔力を回収。んで、撤退だぞ!」
「あの、レヴィさん。そういうのは基本的に相手に喋っちゃったらダメなんですよ?」
えっへんって、私やフェイトと同じくらいに育った大きな胸を張ったレヴィに、リニスが溜息交じりにそう言った。だけど、これで私たちがしないといけないことは判った。足止めされているんだから、突破するだけでいい。あとは何のための足止めかを知っておきたいんだけど、ママ達は話してくれないだろうし・・・。
「レヴィ! 私たちを足止してる間、他の襲撃犯はなにをするつもりなの!?」
「それはな!」
「待ってくださいレヴィさん!」
「もがもが!」
「アリシア。弱点から攻めるのはおかしくはないけれど、今はちょっと勘弁してほしいわ」
「プレシアの言う通りです! レヴィさんはちょっと天然というか純粋過ぎるというか、素直な子なので聞かれたことには答えてしまうんですから! アリシアとフェイトも知ってい――」
「プレシアさん、リニスさん。・・・自分の娘たちのリンカーコアを奪うなんていう仕事、本気でなさるつもりですか・・・!? フェイトさん達の実母であり師匠である人であろうと、僕は・・・!」
レヴィの口を後ろから手で押さえてるリニスの言葉を遮るようにエリオが怒気を含ませた声で言い放った。続いてキャロも「そんなの私たちが許しません。止めさせていただきます!」って怒ってくれた。そんな2人にママ達は目を丸くしたけど、すぐにどこか嬉しそうに表情を和らげた。
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