暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-B最終侵攻〜Battle of the South〜
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リシアさん、エリオ君! 大丈夫ですか!?」

突然の攻撃に、キャロとフリードが降下してきた。ギリギリだったけど回避が出来ていたから、心配そうなキャロに「大丈夫!」って答えた。そんな私たちに監視班や結界班からも連絡が入って、監視班からは魔力発生ポイントがどこか教えてくれて、結界班からは結界の展開をこれから行うってことになった。
研究所を中心に1qが結界で覆われた。結界班の中には近代ベルカ式でカートリッジシステムを有するデバイス持ちで、結界を張れて、さらに神秘カートリッジに適用も出来る隊員が何人もいてくれる。だから相手が魔術師でもそう簡単には破られないって話だ。

「結界も展開されたじゃないですか。覚悟を決めて姿を見せましょう」

「・・・わ、判ったわ」

「こ、声がしました!」

「女性2人! けどさっきの電撃魔法を放った女性とはまた別だ!」

またした声にキャロとエリオが周囲を警戒して、フェイトはさっきの私みたいに「この声・・・!」の主に気付いて目を大きく見開いた。そしてすぐ、その声の主が私たちの目の前に現れた。ステルス状態を解除したって感じだけど、なんかこうその場で人の形に実体化した?みたいな。うん、自分でも何言ってるか判らないけど、その表現がしっくりする出現の仕方だった。

「「フェイトさんとアリシアさんのそっくりさん・・・?」」

毛先だけが紺色をした水色の長い髪を、以前と変わらずツインテールにした女性、「レヴィ・・・!」を見て目を丸くするエリオとキャロ。私とフェイトの、レヴィ、って言葉に反応した2人が「お知り合いですか?」って聞いてきた。

「レヴィ・ザ・スラッシャー。詳しく話すと長くなるから省くけど、一種のフェイトのクローンみたいな存在だよ」

「「クローン・・・!?」」

「オーッス! 久しぶりだな、オリジナル、姉っ子! レヴィ・ザ・スラッシャー、ここに見参!」

特撮のライダーみたいなポーズを決めたレヴィに一応「うん、久しぶり」と返しておく。問題はレヴィじゃなくて、その後ろに居るフード付きのローブを身に纏った女性2人。

「プレシア母さん・・・」「プレシアママ・・・」

「「でしょ?」」

うち1人の女性にフェイトと一緒に呼びかけた。エリオとキャロが「え?」って私たちを交互に見る。ごめんね、さっきから混乱させてばっかだよね。私たちに名前を呼ばれた女性がゆっくりとフードを外して素顔を晒した。

「プレシア母さん・・・!」「プレシアママ・・・!」

見た目も声も確かにプレシアママだ。もう1人は「リニス」だよね。プレシアママのおかげで蘇るまでの間、魂の状態で私はフェイトとアルフとリニスのことを見てた。聞き間違えるわけない。私たちの呼びかけにフードを外して素顔を晒したもう1人はやっぱ
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