日向宅訪問・1
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確かに名家の当主として木の葉のタヌキたちとやりあっているだけの事はある、変わり身の早さだとは思うよ。
でも……でもさっ。
「アンタが話せないのは、否定されるのが怖いからだろ。
まだネジに話すのは早いって思っているからだろ。
けどな、アンタが話さずにいる間、ネジはずっとずっと苦しい勘違いしたままなんだぞっっ!!」
胸倉を掴み上げるような勢いで、私はヒアシに詰め寄った。大人と子供身長の関係で、掴んだのは胸倉じゃなくてお腹の辺りだったけどね。
原作は、なるべくなら維持しておこう。
イレギュラーの私がいるから、下手に手を出したらどうなるか分からない。
あぁ、うん。
そんな事を思った時期も、あったよね。
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