T La bambina da I'ARIA…
第013弾 魔術師の対峙
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「〈あー、それは……結界、じゃない、かなあ……〉」
「結界? ……ああなるほど、さっき感じてた違和感はそれか。瑠璃、何か痕跡とか……瑠璃?」
「〈くー……すぅ……〉」
……もう寝てるし。相変わらずと寝るのがお早い事で。
脳内で響く寝息に、私も疲労が蓄積しているのを感じてしまうため眠った瑠璃を羨ましく感じてしまう。
だが、文句も言っていられない。とりあえず警察との面倒な接触を避けるため、私もここから立ち去ろうと──
「……あ」
するも、前輪が吹き飛ばされ、焦げた状態で放置されているFT86を思い出した。
直撃部分は基盤が歪んでいてすぐ直せる状態じゃないし、置いていこうにもナンバープレートがあるから、特定は容易いだろう。
「……遠山潤。ぜっっったいに捕まえて弁償させてやる」
とりあえず捕まえたらOHANASHI直行だ。停車するパトカーから余計時間を喰わされることが決定した私の姿は、出てきた警官が怯える程度には不機嫌だったという。
続くんだよ。
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