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仮面ライダーの力を得て転生したったwwwww
第13話
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えられない事象を引き起こす様は、正に魔法。 それにめり込む形で動けなくなったアナザージオウを嘲笑うかのように、アナザーウィザードは右足に炎を纏わせ、それを岩石の壁ごとアナザージオウに蹴り込んだ。

『ぐああああっ!!?』

 アナザージオウは岩石の破片ごと無様に地面を何度も転がり込み、校舎の外壁へとぶつかった所でアラタの姿へと戻る。アラタは荒い息が上がるのも構わず、這いつくばりながらアナザーウィザードを睨む。アナザーウィザードはそれが気に入らなかったのか、近づいてくかと思うと、アラタに向けてその足を振り下ろす。


『何かなぁ、その目は。全く気に入らない……ねぇ!』
「がはっ……!」
『スウォルツは君の事を高く買ってたみたいだけど……所詮はただの子供が、力を振りかざして正義の味方の真似事をしてるだけか。ま、どうでもいいけどね。君を殺すのはまた後だ』
「……っ!!」

 自分の戦ってきた意味を否定され、屈辱と怒りに胸をズタズタにされるような感覚が迸る。だけど、軽く自身の身体を踏み付けてる足でさえも振り払うことが出来ない。


 地面の砂を握りしめていた拳が開く。アナザーウィザードは既にアラタから狙いを子供達に向けてるようで、足音が遠ざかっていく。だけど身体は動かない。先程の足の重さよりもずっとずっと重い鎖が絡みついたような感覚に陥り、最早立ち上がることすら出来ない。ここまでかと、ギュッと目を瞑ろうとした時。


世界が、止まった。


「アンタ、いつまでそこで這いつくばってんの?」


身体がどんよりと重くなる感じに襲われて、瞼を開ける。そこに映っていた光景には、時間が止まったアナザーウィザードと、ヤツに対して手をかざしながら冷淡な言葉を浴びせてきた女ーーオーラが俺を見下ろしている。

「なんで、お前が」
「・・・・・・ボロボロじゃない。一旦退くわよ」

 オーラはそれだけ言うと、自身の手で掴んでアラタを支える。直後、己にのしかかっていた重圧が?のように軽くなる。アラタはオーラを一瞥し、しかしその手を払い除けて、未だその場所で動きを止められているアナザーウィザードへと見据え、歩み始める。それを、オーラは手を掴んで引き留めようとしてくる。

「・・・・・・ちょっと。まだやる気?」
「・・・・・・ここでやらなきゃ、誰がやるんだよ」
「そんな死に体で言う言葉?バカなの?」
「なっ・・・・・・」

冷水をかけるようにバカと罵られ、アラタは血の気が収まらず食ってかかろうとするも、続けざまに放たれたオーラの言葉がそれを静止させる。


「・・・・・・いい?何があっても、生きてれば勝ちなのよ。どんなに無様な醜態を晒しても、ね。生きてれば、いつかソイツの首を掻き
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