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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
王と完璧と悪魔の敗北
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「なんだよマンコ、俺様に犯されてぇのか?」
「そうやって…女を…女性をなんだと思」

彼女の言葉は、途中で遮られた。

「な…」

背後には恋の下僕であるサーヴァント。
そのサーヴァント達は皆、手に持つ武器で葵の背中を貫いたからだ。

「ぶっはははは!!ハリネズミマンコの完成だ!!俺様にたてつくからそうなるんだよ!マンコはマンコらしく股開いて犯されるの待ってりゃいいのによ!!」

倒れる葵。
しかしまだ力尽きてはいない。
その手で這い、恨みの籠った目で恋を睨む。

「そんな下品な言葉でしか女性を言い表せないなんて…アンタ…最ッ低だな…!!!」

そういい、彼女は意識を手放した。

サーヴァントは皆力尽き、俺達マスターも倒れた。
つまり、万策尽きた。
勝ち目など、勝率など、もう小数点以下もない。

「おい、正義。マンコは殺すなよって言っただろ。」
「!!申し訳ありません!!ついカッとなってしまい…!」

正義は恋にそう言われ、首を絞めていたおっきーを離す。
首を抑え、苦しそうに咳き込む彼女。
だめだ…近くに行けない。
息をする度に、折れたであろうアバラが痛む。

「さーて。そいつらは後回し。まずは蹂躙を始めるぞ。」
「はっ。」


そうして正義と恋はどこかへと去っていく。
それはまさに、一方的であった。

建物という建物は破壊し、さらに逃げ遅れた人間達は容赦なく殺される。
避難所に逃げていた人達も、無慈悲に恋の操るサーヴァントの宝具に巻き込まれた
シルク・ドゥ・ルカンも例外ではない。

「ここにはジャンヌがいたよな?俺様のスポンサーの申し出を断ったやつ。」
「ええ、ならばきっちりと罰を与えましょう!」

やめろ、
やめろ、
やめてくれとそう願っても、彼らの侵攻は止まらない。
蹂躙し、虐殺し、東京は崩壊する。
まさに今の東京は、

世界崩壊直後に逆戻りしたようだった。

「さーて、どうするかなと…お?」

辺りを蹂躙し尽くした末、恋はあるものを見つけた。

「おい正義。これ持ってろ。」
「はっ。」

見つけ出したのは力尽きたカメラマンが持つ中継用のカメラだった。
恐らく事件をかぎつけ緊急速報として中継しようとしたが、巻き込まれ死んだのだろう。
そしてそのカメラは、まだ生きている。
つまりは、放送先に繋がっていた。

「おい聞いてるか?全国のマスター共。」

正義がカメラを持ち、恋はカメラに向け話を始める。

「俺様は葛城財団代表にしてこの世界の王、淫虐王ソロモン=レン。今日はお前達に提案をしに来た。」

「本当はここにいるマンコ共をすぐに犯してやりたいが、チャンスをやる。3日後、俺様はまたここに来る。それまでの間にテメェ
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