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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
王と完璧と悪魔の敗北
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に大事にしていたのに…いや違う。

「完璧なサーヴァントなどいない?なら作ればいい!!そうして生まれたのが彼だ!!」

あいつが好きなのはランスロットではない。
文字通り、完璧なサーヴァントだ。

「根っからのクズじゃねーかよ…!!」
「何度でも言えばいい、産廃代表のサーヴァントをお持ちの探偵に何を言われても、私の心には何にも響きませんからねぇ…。」
「っ…!!」

気付けば身体が動いていた。
おっきーも折り紙を取りだし、俺たちの援護に移る。

「もしやあなた方、相当頭が悪いようで。」
「ああ!!そうかもなッ!!」

正義にまず襲いかかったのは葵。
紫式部にありったけのバフを盛ってもらい、空中からのかかと落としを奴の脳天めがけ振り下ろした。

「ふっ、」

受け止められるカカト、
しかし葵はバック宙し、距離をとって着地すると今度は回し蹴りをおみまいする。
速さも、威力も、盛られたバフによって限界まで強化された一撃だ。
だが正義もそれを蹴りで相殺。

「引きナ!葵殿!!」
「!!」

その言葉を受け、葵様は再び距離をとる。
やって来たのは北斎と舞。
北斎は筆を振るい、舞はカリゴランテの剣を手に接近する。

「…!!」
「それは…!」

正義はまさかの両手に持った剣を破棄。
手放された二刀は地面に落ちる前に光の粒子となって消え、また新たな剣を生み出す。
それこそ

「知っているよ。英霊アストルフォの剣だろう?」
「お前が…どうしてそれを!!」

舞の持つ武器、カリゴランテの剣であった。

「コイツ!!」
「遅い。」

別方向からやってきた北斎の筆をもう片方の手で受け止め、カリゴランテの剣で舞と鍔迫り合いの状態になる正義。
しかしその顔に疲れや焦りなどそういったものはなく、まさに余裕そのものであった。

「我が王の血の繋がった弟でありながら、それに背く反逆者。君は、自分が何をしでかしているか分かっているのか?」
「知らない…!あいつは…どこの世界にも存在しちゃいけない人間だ!!だから殺しに来た!!」
「我が王の理想を理解出来ないとは…悲しいね。」

舞がいったん距離を取り、カリゴランテの剣を鞭のようにしならせる。

「ちょっとしたネタバラシだ。僕は恋様より与えられた力にて、サーヴァントの力を吸収し自分の力にすることが出来る。」
「それでお前は、誰かのアストルフォを…!!」
「そう、こんなふうにね。」

正義が北斎の大筆を握っていた手にさらに力を込める。
するとどうだろう、大筆は吸い込まれ、さらに

「な、なんだこれ…霊基(からだ)が…!!」
「お栄ちゃん!!!」

そのまま、北斎の腕も吸い込まれていく。
舞は慌て、カリゴランテ
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