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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
淫虐王S=レン/そして最終章へ…
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ごと蹴り潰してやろうかな!ははっ!」

嬉しそうに金玉潰しのこと話さないでくんない?
タマヒュンしちゃうじゃない…。

「男なんて下半身でしか考えてない最低な奴だからさ、ここはガツンとね。」
「え…。」
「けどあんた達は別。こうして色んな取材を通して、男でも良い奴っているんだなって思えた。」

彼女が図書館を建てるまでの愛だ何があったかは知らない。
だが、余程男の欲望の汚さというものを体感したのだろう。

「アンタや舞、大和。それにほかの色んなマスター。みんないい人ばっかりだった。」
「いい人というかなんというか…あれだな。」
「?」
「多分そいつら、みんな自分のサーヴァントが大好きなだけじゃね?」

優しいというかなんと言うか、彼らはそうだ。

「サーヴァントがいるから頑張れるし、人に優しく出来んのさ。俺が依頼で会ってきたマスター達も、皆そうだったしな。」
「そっか…。」
「そりゃマスターでなくても優しい男はいるぜ?極稀だけど。」

事務所を設けてくれたオーナーさんとかね。

「さ、戻ろうぜ。早くしないと飯なくなるぞ。」
「チョコミント饅頭は?ダークラウンズから取り寄せたやつ。」
「多分…あったかな?」

楽しそうな葵を見て紫式部はただ微笑む。
そう、彼女もまた、自分のサーヴァントが大好きであり、
サーヴァントもまた、マスターが大好きなんだ。

?

「さーてこれからどうすっかな…。」

イルカショーは大成功。
しかしクワトロデートをここで終わりにするのもなんか勿体無い気もする。
シルク・ドゥ・ルカンを出てさぁどうしようかなと思った時だ、

「あぶね!!」

俺の真ん前をタクシーがとんでもねースピードで横切る。
あぶねーな…下手したら死んでたぞ。
そう思っていると、タクシーが止まり

「あ、やっぱりいたね。」

中から院長先生が出てきたのだ。

「院長先生!?」
「昨日テレビに出てたからな。シルク・ドゥ・ルカンにいるかと思ったが正解だった。」
「え、テレビ…中継してたんすか?」

テレビ中継?マジで?俺聞いてないんだけど…。
と、何か気配を感じて振り返るとニッコニコのこどもスポンサーが。

「いい宣伝になったかと思いますよ。勿論、仮面探偵ジョーカーも全国規模で知られたでしょうね。」

やめろよそれ…。
あくまであれはテンションが高かったからやったんだぞ。
みんなに見られてるってんならやらねーよ。

「で、一体どうしたんですか院長先生。」
「いや、朗報が入ったからね。慌てて駆けつけてきたんだよ。」
「朗報って…まさか!」

ついに居場所が突き止められたのか、
そう期待をこめたがどうやら違うらしく

「いいや違う
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