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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
淫虐王S=レン/そして最終章へ…
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襲われてたところを紫式部に助けられたという。
ということは、
「うん。紫式部とあたしの令呪を見るなり父さんはぶちギレて、母さんは泣き出してさ。悪魔と契約するなんてどうかしてるって。」
「あーやっぱりかー。」
やはり娘とて、悪魔と契約した事には相当キレたらしい。
「その後もしつこかった。図書館に押しかけて外で叫び回ったり、あたしの同性愛も心の病気だとか悪魔の仕業とか言いがかり付けてさ。香子を…紫式部を悪者みたいに扱って。」
「そりゃまぁ、つれーよな。」
やや距離を離したところに座り、彼女の話を聞いてやる。
うん、分かるよ。あいつらに四六時中周りで悪魔がどーたらこーたら拡声器で叫ばれる気持ちは痛いほど分かるよ。
「んで、どうしたんだよ。」
「縁を切ったよ。あたしの紫式部を徹底的に悪だと決めつけ、あたしの夢を踏みにじって、あたしの意見は聞かないで自分の意見を通そうとする。あっちも悪魔の手に堕ちた娘なんて娘じゃないってさ。丁度良かったよ。」
「…。」
両親が人間同盟の支部長だった。
俺はもう両親は音信不通というか死んでるっぽいし、そういったことに関してはよく分からない。
「あたしは許せないよ。サーヴァントがいたからこうしてここまで復旧できたワケだし、サーヴァントだってそれぞれがマスターと一緒に一生懸命生きてる。」
「その生き様はとても美しい。悪魔になんて見えない。葵様はいつもそう仰っております。」
彼女は、サーヴァントの生き様を本にまとめたいと言っていた。
全国各地を周り、彼らの第二の人生を知ってみたい。
まぁその最中で、俺はこの2人に会った。
「探偵さんはさ、葛城財団はどう思う?」
「クソみてーな組織。目的知ったらもっとクソ組織だった。」
そのサーヴァントを集める葛城財団。
そして三笠防衛戦時、代表が直接やって来て目的も聞いた。
自分だけが気持ちよくなりたい。他人がサーヴァントを連れているのが許せない。それだけだ。
「あたしはそれが許せない。葛城財団の目的も、存在も。奴らがいる限り、サーヴァントは際限なく捕えられるだろうしこの平和で楽しい日々もいつまで続くか分かんない。」
「だから、倒そうとしてんだろ。」
現に水面下では葛城財団への対抗策を練っており、全国各地で実行に移している。
その影響か財団の襲撃もなんなく返り討ちにしていることが割とあるらしく、連れ去られたサーヴァントというのも前と比べて激減した。
「やるだけやったみたいだしな。院長先生の話によればあと一歩ってとこらしい。」
「へぇ。」
まぁその一歩が中々踏み出せないんだよな。
あれだよあれ。奴らの本部の場所な。
「じゃ、代表を捕まえたらまずはあの不細工な面に…いや、あのお粗末なモンを玉
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