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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
淫虐王S=レン/そして最終章へ…
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然平気!」
そういい、隣でオムライスを頬張るおっきー。
「なんでだろうね。」
「俺もわかんねーよ。」
「まーちゃんの早漏が治ったからかな?」
「うるせぇ殺すぞ。」
じゃあ早漏がどんだけ足枷になってたんだよ。
「それともぉ…。」
「あ?」
「まーちゃんが素直に好きって伝えてくれたから、かな?」
「…。」
知るか。
「あーもーほら!2人きりだとすぐに甘えるのにみんなが見てるとそうやってツンツンな態度とるんだからー!」
「うっせーな黙って食えよ!」
「ほら見てよあの二人!」
おっきーが指さした先には勿論マリーがいる。
人目もはばからず、相変わらず2人は
「あの必殺技、よく思いついたな。」
「ええ、探偵さんが提案してくれたのよ。その為にはあなたが必要なんですって言ってくれて、思わず張り切っちゃった!」
「うん。マリーの頑張りは観客席で見て充分に伝わったよ。きっと他のお客さんもそう思ってるさ。」
「まぁあなたったら!はい、あーん?」
イチャついていた。
恋人恒例のあーん?をしてもらい、2人は2人で周囲に愛の固有結界を作り出している。
「見習えってのか?」
「どう?」
「やだよ。」
あれは2人にしか出来ねーやつだから。
さて、医務室は現在パーティー会場となっており、ショーに参加した人達が食事を楽しんでいる。
「にしても驚きましたなー。予定にないマスク・ド・ルカンが乱入した際には拙者もどうかと焦りましたぞ。ま、持ち前のアドリブ力で乗り切りましたけどねー!」
「私が途中退場というのは納得いかなかったな。」
悪役をつとめていただいた、黒髭やバーソロミューもだ。
ちなみにジルはジャンヌにショーでの行いを叱られ、目潰しをされた後病院送りにされた。
次からは私情を挟まないで自重しようね。
「話は変わるがどうだ黒髭。あれが私の話していたマキさんなのだがどうだ?あの前髪、その隙間から覗く金色の」
「ストップストップ。メカクレ談議はいいから。スキルの紳士的な愛では対象内ですが拙者自身男の娘にはまるで興味ナッシングなので。」
「マキさんの良さが…分からないと!?」
バーソロミューはいつも通りだし、黒髭も黒髭で彼とそういった話し合いを交わしていた。
で、
「じゃんぬ殿。」
「あ、北斎さん!」
「これ。」
弟くんに無理矢理あーんさせようとしているジャンヌの元へ北斎がやってくる。
そして渡されたのは一冊のスケッチブックだった。
「これは…!」
「約束通りあれやこれや描いてみた。ぷれいの参考にしてくれてかまわねぇヨ?後こすぷれさせたけりゃマイのおさがりになるがいいかい?」
北斎からもらったスケッチブックをめくっていくジャンヌ。
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