外典 【H×H編】
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けっこは終いだっ!ネタが分かったんならやってやらぁっ!忍者の恐ろしさ説くと見やがれっ!
くらえッ!火遁の術っ!
ってうぉいっ!何で口から水が出てくるんだよっ!
距離を取った男が片手を前にして大きく息を吸い込んだ。
印を組んではいなかったが別に印だけが術じゃない。
むやみに突っ込むのは危険とすぐさま身構えているとパチンと鳴らした指から火花が散り吹き付けられた何かが燃え上がりつつこちらへと向かって来た。
火遁っ!
ならばっ水遁、水流弾の術っ!
テトラは素早く印を組むと状態を大きくのけぞらし胸元で生成されたチャクラを思い切り吐き出す勢いで口から水の玉を撃ち出した。
遅れて放った水遁はしかし威力はこちらが上のようで火遁を飲み込んで男に迫る。
「ちぃっ!」
「あ、逃げるなっ!」
すたたと転げるように射線上から抜け出ると再び走り出す男を再び追いかけるテトラ。
逃げる男を追っていると森林公園にある大き目の湖畔が見えてくる。
いつの間に装着したのか、男は足元に丸い何かが装着されていた。
それを使い男は水面を蹴る様に沈む事も無く進んで行く。
確かに湖畔の近くにボートはあるがそれを今から用意していては移動速度で見失ってしまう。
水蜘蛛かぁ…あれ?あの人水の上を歩けないのかな?
速度を落とす事もなくテトラは水面を蹴って進む。
「おおいいぃぃいっ!なぜ水蜘蛛も無く水面を走れるっ!?」
「修行したから?」
「はぁああっ!?くそっ!」
先ほどとは比べ物にならない量の手裏剣が飛んできた。
手持ちは六枚。
上手く当たってっ!
赤い瞳で見つめた先へと一枚の手裏剣を投げると弾いた手裏剣がさらに先の手裏剣を弾き一枚ですべての手裏剣が水中へと消えて行った。
「化け物かよっ!?」
「…?」
確かに自分はいっぱい修行した。だけど化け物と呼ばれるほどだろうか?記憶の中の人はもっと…
逃げきれないと悟ったのか、男は動きを止めた。
「雲隠れ上忍。ハンゾーだ。これから死合う相手に名乗らせてくれ」
「やっぱり忍者」
「あんたはどこの忍だ」
「忍じゃないんだけど…しいて言えば…木ノ葉隠れ流?」
「聞いた事は無いが…やはり忍か…ならば」
チャプリと水蜘蛛が水をかく。それが合図だった。
「水遁・霧隠れの術」
テトラは素早く印を組むとスゥと煙を巻くように姿が消えた。
ここは湖畔で水分は豊富にある。
一瞬で周囲が霧に包まれ互いの視界を奪い去った。
ハンゾーは焦っていた。
手裏剣を分裂させたのだから具現化系の能力者なのだろうとあたりを付けていたのだがこちらの火遁を相
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