外典 【H×H編】
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には正規ハンターや野良の念能力者を囲っている場合があると聞くが、ハンターでも一部の者以外念が使えると言うだけで大差なく、野良の能力者などゴミも良い所。少々面倒ではあるが、特段難しくない任務。そのはずだった。だが…
なんで、こんなことになってんだよチクショーっ!!!
マフィアの警備と言ってもこっちはプロの忍だ。あの程度の警備などあって無いような物だ。楽勝にターゲットの居る部屋へと忍び込むと感情のこもらない一撃で任務完了のはずだった。
前情報ではお嬢様はいつも添い寝をしている下女が居るらしいが、騒ぐのなら両方の口を塞ぐまで。
そう思って突き出した短刀をまさかヘアピン如きで弾かれるとは思わなかった。
確かに油断はしていた。念を込めていれば違った結果になったかも知れない…なんて考えも次の瞬間に消え去った。
ターゲットだけでもと振り下ろした手刀よりも速くベッドが襲って来るとは思ってもみなかったのだ。
念能力者か。
このままでは分が悪い。すぐに逃げの一手を打つ。
ターゲットは討ちこそなったがそれよりもあの女が問題だ。
なりは可愛いパジャマにあどけない表情をしているようだがアイツはどこかヤバイ気配だ。
こういう時の勘ははバカにならないんだよな。
案の定、すぐに追いかけてくる少女の行動の速さに危険度を上げる。
刺客がオレ一人とは限らないのだがすぐに打って出る胆力。あのままターゲットを離れても安全だと言う確証。
ヤバイな…
時間稼ぎにばら撒いた撒菱もほとんど役に立たなかった。
それになんだよっ!投げた手裏剣にヘアピンを投擲して軌道をそらし三つとも無効化しやがった。しかも無効化したどころの話ではなくヘアピン一本で手裏剣3枚を手に入れやがったっ!
わらしべ長者かよっ!
自分ならそんな事が出来るだろうか?と考えて今考える事では無いと考える事を止める。
これならどうだ。
四枚の手裏剣の死角にもう二枚隠して投げたものの、相手は手に持った三枚の手裏剣を投げ返して無力化する化け物だった。
しかも相手の獲物が九枚に増えただけだマイナスだぜ。
お返しとばかりに投げ返される手裏剣。
その程度でやられるオレ様じゃないぜっ!…くっこれは影手裏剣の術っ…これはご同輩の気配がするぜ。
が、その程度じゃこのオレは殺れねえなぁっ!…てうぉおいっ!三枚目も隠してあんのかよどんだけだよアイツっ!
だがまだまだ…って!増えやがった!?
そんなバカなっ!幻影…いやっくそっ実体かっ!
慌てて眼前の手裏剣を弾き飛ばすとオーラを足に集めて地面を蹴り距離を取る。
だがアイツの念能力は物質を増やす事だな。ベッドのあれもそれの応用なのだろう。
ならば追っか
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