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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
水・着・勢・揃(後)
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ンチをかわし、二人同時に鳩尾へと拳を叩き込む。
まともにくらったネオブラックバード様はその威力に耐えきれず、衝撃の余波でズザザと後ずさった。

「なんだ…何だこの力は…!!」
「いくら怨念が集まったとて、俺達ヒーロー二人には到底及ばねーんだよ。覚えとけ!」

もう一度スロットを押すと今度は右足にエネルギーがたまっていく。

『探偵!マキシマムドライブ!!』
「これで決まりだ…!」

マスク・ド・ルカンもまた、必殺技の予備動作に入る。
手をちょうどピストルのような形にし、怯んでいるネオブラックバード様に向け、

「ハッ!」

ガンドを撃ち放つ。
見事に命中した黒髭は身動きがとれなくなり、その場に貼り付けられたかのようになった。

「か、身体が…動かねぇ…!!」
「これで終わりだ!ネオブラックバード!!」


二人同時に地を蹴り、高く飛び上がる。

「探偵キック…!」
「マルトゥー・ド・ルカン!!」

マスク・ド・ルカンは展開された光の輪を潜り、亜光速ともとれる速さで、
そして仮面探偵ジョーカーは紫色のエネルギーをまとい、二人は必殺技のキックをネオブラックバードに叩き込んだ。

「そんな…この俺様が…そんなバカなぁぁぁぁぁーッ!!!」

爆発。
悪役のお約束とも言える最後だ。
でも黒髭は死んでないよ。大丈夫。
まぁ仮に死んでたとしてもガッツで耐えるでしょ。

「やったな…。」
「ああ。」

着地し、握手する二人。
だがショーはまだ終わってはいない。

『見事ネオブラックバードを倒したマスク・ド・ルカン!仮面探偵ジョーカー!しかし悪は途絶えていない!まだここに!1人の邪悪なるものが残っているぞ!!』
「ぬぅぅぅ!!許すまじマスク・ド・ルカン!!神聖なるジャンヌの隣に立つまでに飽き足らず!!よもや虜にするなど!!許せぬ!許せぬぞこの匹夫めがぁぁぁ!!!!」

たった1人になろうとも自らの悲願を成し遂げようとするプレラー・T。
ここはもう全員で袋叩きにすれば勝てるがここはあえて

「ジョーカー!」
「ああ、このままじゃダメだ。」

勝てないことにする。
いや、ある人がいないと勝てないことにする。

「あいつを倒すにはあの"必殺技"でなければ倒せない。」
「けど…"アレ"を使うのには…メンバーが1人足りねぇと来た…!」

プレラー・Tはとある必殺技でのみ倒せる。
しかし、その必殺技を使うのには人数がちょうどあと一人足りないのだ。

「そうです!私の妹の一人!あの人がいないとできません!」
「妹の一人!?キュア☆ドルフィン!それは一体誰なんだ!?」

マスク・ド・ルカンがわざとらしく聞く。
もう知っていることなんだけどね。

「ああ、俺の
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