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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十三話 誰が強いの? 1
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それは、ヴィヴィオの一言で始まった。



魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。



outside

いつものように、午前の訓練に勤しむ六課フォワード。


今日はギンガは訓練に参加していなかった。


午後から108部隊に出向研修に行く為に、その準備をする事になっていたからだ。


「じゃあ、午前の訓練はここまで。お昼休みにしよう」


「「「「「はい!ありがとうございました!」」」」」


なのはの終了の合図に、一際元気な声で応えるアスカ。


「アスカ、何か元気いっぱいだね?」

スバルが絶好調なアスカに話しかける。

「当然!シグナム副隊長やシスターの訓練と違って、そんなに痛くないからな!ありがとー!神様!」

おかしなテンションになっているアスカに苦笑するみんな。

ワイワイと話しながら、隊舎まで歩いて行く。

そした、休憩室を通りかかった時に、なのはは中にヴィヴィオがいる事に気づいた。

ヴィヴィオもなのはに気づくと、すぐに駆け寄ってきた。

「ママー!」

なのはに抱きつくヴィヴィオ。

「もうお昼休み?」

抱きついたヴィヴィオが、なのはを見上げた。

「うん。お昼ご飯、一緒に食べようね」

なのははヴィヴィオを撫でて微笑む。

母親と言うには若すぎるなのはだが、その光景は本当の親子のように見える。

「ヴィヴィオ、ママ達のビデオ見てたの?」

キャロが先ほどまでヴィヴィオが見ていた端末を覗いてみると、なのはとフェイトの戦技教導の映像が流れていた。

「教材用のビデオだ」

エリオも、同じようにのぞき込む。

「なのはママもフェイトママも、カッコイイでしょう?」

「うん!」

スバルがそう言ってヴィヴィオを撫でると、嬉しそうに笑った。

そのヴィヴィオを、なのはが抱き上げる。

「ねえ、なのはママとフェイトママ、どっちが強いの?」

何気ないヴィヴィオの一言。子供らしい質問だ。

「うーん、どうだろねぇ?比べたりしないから、分からないな」

ヴィヴィオの無邪気な質問に、なのはも何気なく答える。

「そっかー」

特に何かを気にしての質問ではなかったのだろう。ヴィヴィオがギュッとなのはに抱きついて、この話は終了した……筈だった。

「「「「……」」」」

だが、何気なく終わらなかった人も……いや、人たちもいた。

「あはは、子供らしいよな」


アスカが笑ってフォワードメンバーを見ると、そこには何か真剣に考え込んでいるみんながいた。

「……あれ?」



アスカside

とりあえずシャワーを浴びてから、オレ達は
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