第四章
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「いいでしょ」
「ゾーマも刀もワンダーランドも」
「夕菜さんも」
「そうよ、どの作品も大団円だったじゃない」
いい終わり方だったというのだ。
「それならね」
「そのことを喜んで」
「それでよしとすべきよ」
「それで次の好きな作品を探すべきね」
「それで読んでね」
その様にしてというのだ。
「楽しんだらいいのよ」
「香苗ちゃんいつもそう言ってるわね」
「実際にそうだし、ライトノベルだってね」
このジャンルの創作もというのだ。
「何時かはよ」
「絶対に終わるから」
「だからね」
それでというのだ。
「もうね」
「落ち込まないで」
「一々ね、やっていきましょう」
「難しいけれどね」
「そういう風になってね」
「うん」
「全く。身体は頑丈なのに」
それも桁外れにだ。
「メンタルは豆腐なのね」
「そう言われてもね」
「身体と心は別ね」
「ええ、私も精神的に辛いと」
そうした時はというと。
「参るわ」
「言われて傷付いたりもするし」
「好きな漫画が終わってもね」
今の様にというのだ。
「落ち込むから」
「身体は丈夫でも心は違うのね」
「そうね」
光は自分から言った。
「やっぱり」
「そうね、そっちは本当に別ね」
「うん、これからはメンタル強くしていきたいわ」
「頑張ってね」
「まずは漫画のことからね」
香苗に微笑んで言った、そうして実際にだった。
香苗の言う通りにして頑張った、すると次第に好きな漫画作品が終わっても落ち込まない様になった。結末を見てよしとする様になった。
その彼女に香苗は言うのだった。
「身体が丈夫なのはいいことで」
「うん、有り難いけれどね」
光も言うのだった。
「心もね」
「そうであったらいいわね」
「そうよね」
「というかどちらの丈夫さがよりいいかしら」
香苗はここでこうも言った。
「一体」
「どっちかしらね」
「難しい問題ね」
「そうね、香苗ちゃん私よりメンタル強いわね」
「そうかもね、けれどね」
それでもとだ、香苗は光に返した。
「身体が丈夫なこともね」
「いいのね」
「病気しなくて怪我に強いことは」
こうしたことはというのだ。
「いいことよ」
「そうよね」
「けれど」
それでもというのだ。
「心が強いとね」
「落ち込んでもすぐに復活するし」
「落ち込むこと自体少ないし」
「いいわね」
「そうだと思うわ」
「そこは色々ね」
「そうね、だからね」
それでというのだ。
「一概にはね」
「言えないのね」
「どうもね、まあどっちも強いならね」
「言うことなしね」
「そうなる様にしていったらいいわね、だから私も」
香苗は光に微笑んで言った。
「身体
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