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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第74話 天国への階段か、地獄への奈落か。目指せ、天空の野菜畑ベジタブルスカイ!
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がれば気温も下がり体力を奪われていくからな」
「なら食べるしかないわね。クルッポーも頑張って!」
「クポー!」
ティナさんはそう言うと相棒のクルッポーと一緒に食事を再開しました。でもアーシア先輩はまだ辛そうです。
「アーシア、もし食うのが辛いのならチョコを食べるんだ。チョコは少量でもエネルギーを得られるからな」
「分かりました、イッセーさん」
「それと皆も覚えておいてほしいんだが、高所に上がると空気中の水分が減って乾燥しやすくなる。脱水症状を起こしやすくなるから水分補給はこまめにするんだ」
「了解よ、イッセー」
アーシア先輩はイッセー先輩に渡されたチョコをゆっくりと齧っていきます。それにしてもイッセー先輩はとても頼りになりますね、知識も豊富だし凄く安心感があります。
(この人についていけば絶対に強くなれます……!僕も頑張らないと……!)
新たに決意を秘めて、僕達はツルを登り始めました。猛獣や強い風、いきなりの激しい雨などかなり苦労しましたがそれでも負けずに上に上がっていきます。
「そろそろ夜だな。今日はここで休もう」
あたりが暗くなってきたので先輩の指示で今日はここで野宿をすることにしました。
「うわぁ……!凄い景色ね!」
夜空に輝く星々にリアス部長が感動の声を上げました。僕もこんな綺麗な星空を見たのは初めてです。
「ここは大体標高6000メートルだからな、地上と違い光が無いからあんなにも綺麗に見えるんだな」
「本当にロマンチックですわ……?」
「私も見惚れちゃうよ?」
「イッセーさんとこうして綺麗な景色を見られて幸せです?」
アーシア先輩はイッセー先輩の膝の上に、朱乃先輩とイリナさんがイッセー先輩の両肩に頭を乗せて寄り添っていました。も、もしかしてあの4人はそういう関係なのでしょうか?
「ティナさん、温めたミルクはどうですか?」
「わあ、ありがとうね。祐斗君」
祐斗先輩も前は女の子には興味なさそうだったのに今は大人のお姉さんと仲良しになっています。祐斗先輩も本当に変わったんですね、だって前は自分は幸せになっては駄目だ、と思い込んでいた所があったのに今はすごく楽しそうですから。
「ギャー君、調子はどう?辛くない?」
「うん、大丈夫だよ。心配してくれてありがとうね、小猫ちゃん」
すると小猫ちゃんが僕の側に来てミルクを渡してくれた。冷えた体に染み渡っていきます。
「こうやってギャー君と一緒に冒険が出来て私すっごく嬉しいよ」
「僕も皆と旅をするなんて封印されていた時は思ってもいなかったよ」
「そうだね。私もついこないだまではそんな事全然想像してなかったもん」
「確か
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