暁 〜小説投稿サイト〜
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
姉と出禁と紫の未亡人
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ちゃんが黙ってねぇぞ。
最悪リースXPのごはんだ…!それだけは免れねぇと…!

「あれあれ?どこ行くの〜?」
「ちょっと頭冷やしてくる。」

煽り、うつむき加減の俺の顔を覗き込むおっきー。
俺は頭を冷やすべく、部屋を出てロビーへと向かった。
ああ、悪かったよ。
水着になってくれだなんて、お前には酷だよな。
俺…すごく反省した







なーんちゃって?(ゲス顔)
反省なんざしてませーん☆
俺がそんな大雑把な作戦でやってると思ったかよ。
俺には作戦がある。
それに既にハマっているともおっきーは知らずに…へへへ。
見てろよおっきー。
必ずお前は明後日、キュア☆おっきーになるんだからな!!
さてまずは下準備として…

「…あ、もしもしニノマエです。王妃様いらっしゃいます?」

必要な人物に電話をかけるとしよう。

?

翌朝。
俺達が泊まっているホテルでは朝食はビュッフェ形式がとられていた。
なので一同にテーブルに集まり、談笑しながら楽しくモーニングをいただく。
のだが

「あたしを殺せ…!!」

今日の葵ちゃんのお洋服は昨日と打って変わって白とピンクを基調としたファンシーなゴスロリ衣装。
斜めに被った小さなシルクハットがなんともキュートだゾ?

「普段着はねーのかよ。」
「スーツケースが入れ替わってた…!中身…全部こんなんだった…!!」

隣にいる紫式部さんはニッコニコである。

「大変よくお似合いです。葵様。」
「今夜も覚悟しろよ…!」

まぁいいよ。
嫌々ながらもゴスロリを着る葵。
その後のお仕置きも快く受け入れる紫式部。
この2人は2人でうまくやれてるみたいだし。
問題はアブノーマルな方だ。

「マゾ犬、ほら。」
「わう!」

北斎がちぎったパンを投げると、北斎の椅子になっていた舞が器用に口でキャッチして嬉しそうに食べる。
唯一の救いは舞がまだ服を着ていること。

「昨日の調教のしょっくでナ。まだ自分を犬だと思い込んでる。」
「わんわん!」
「あー分かったから。ほら、待てだ。」

マジで昨日何があったんだよ…。

「話は聞いたぞ誠。ヒロインショーには武蔵も出よう。」
「なんだよいきなりだな。」

アブノーマルな光景に唖然としていると、急に大和がそんな話を切り出してきた。

「うん。出禁を解除してくれたお礼もありますし。ここは武蔵、ヒロインショーで大立ち回りを見せるとしましょう!」
「と、武蔵自身もそう言っている。」
「なるほど…そいつは助かるぜ。」

と、今日は半分ずつYESとNOが書かれた文字Tを着た大和は言ってくれた。
とすると今出てくれるのは紫式部に武蔵と、まだ心許ない。
だが翌日、本番に
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