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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
☆打出の小槌でおねショタの時間だ!!三者三様のおねショタえっちしようぜ!!!!!
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「どこだ、ここ。」

気が付けば、俺は知らない部屋にいた。
いや、ぼんやりだけど記憶がある気がする。
確かここで俺は姫姉ちゃんと遊んで…ゲームして…ご飯食べて…それから…。

いや待て、
"姫姉ちゃん"て誰だ?
ふつーにいったけどマジで誰だそいつ。
というかおれは家にいて…父さん母さん今日も帰ってこないから一人で寝て…

まさか…誘拐!?
俺、誘拐されたの!?
確かに俺ん家金持ちだし…身代金目当てとかだな!
うん。我ながら俺の推理はよく当たる。
とすれば、ここは脱出するしかない。
仕事>息子な両親だ。どうせ俺が誘拐されても気にしないだろうし。
だったら自力で脱出するしかねぇ。
見てろよ。俺は将来探偵になるんだからな!

「…。」
「ひっ!?」

と、何か脱出の手がかりがないかと探しているとソファの影からジッと見てくる"何か"と目が合った。
よく見れば人だが…なんだあいつ…前髪で目が隠れてて…妖怪みたいだ。
そいつは目が合うと、すっと陰に隠れた。
俺の方がこえーよ。
そう思いながら近寄り、覗き込んでみると。

「だ、だれ…?」

身体を縮こませ、ふるふると震えて怯える子供がいた。
俺と同い年か…少し下か。

「おまえ、だれだよ。」
「ぼ、ぼく…?ぼく、かつらぎまい…です。」
「かつらぎ…まい?」

髪も長いし、まいと言う名前。
どうやら女の子らしい。

「おまえ、どうしたんだよ。」
「わからない…きがついたらここにいて…ぼく…どうしたらいいかわからなくて…う、うぅ」
「おいなくなよ。」

勝手に慌て始め、しまいには泣き始める始末。
これだから女の子は嫌いなんだ。
すぐにピーピー泣くからな。

「だいじょうぶ、なくな。おれもかなしくなるだろーがよ。」
「う、うん…。」

背中をさすり、とりあえずなきやませる。
泣く姿が見たくないとかじゃない。
泣かれると面倒だし、うるさいからだ。

「とりあえずなかまがふえてよかった。おれはにのまえ まこと。」
「にのまえ…まこと。まことくん?」
「くんはいらねーよ。よびすてでいいっての。」
「ううん。それはだめだよ。おぎょうぎがわるいから。だから"ぼく"のことはまい"くん"って呼んで!」
「…え?ぼく?まいくん?」

こいつ、女の子かと思ったら男の子だった。
ややこしい名前をつけられたもんだな。可哀想に。

「ん…んん。」
「…?いま、こえしなかった?」
「したな。」

確かに声がした。
辺りを見回すと、ベッドの毛布がガサゴソと蠢いている。
何がいるんだ?そう思いながらソファの陰に隠れながら見ていると、

「…ここ、どこ?」

その正体は俺達と同い年くらいの、男の子だった。

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