あの人が大好きな世界
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息とともに、アマゾンフレアは吐き捨てる。
「お前もサーヴァント達とともに逝け!」
『バイオレント フレイム』
再びアマゾンフレアがグリップを操作。すると、今度はアマゾンフレアの両手に炎が宿りだす。それを胸元に集めると、小さな太陽を思わせる火の玉が完成した。
それを放つと同時に、千翼が龍騎を守るように立つ。
「おいっ!」
龍騎が止めるよりも先に、炎が届く。そして。
「アマゾン!」
爆発。
だが、それは徐々に龍騎の集っていくやがて人型のシルエットに吸収され、
アマゾンネオが産声を上げた。
「フラダリさん……俺は、フラダリさんを止める!」
『ブレード ローディング』
アマゾンネオは腕に刃を生やしながら、龍騎を横目で見る。
「ライダー。……力を貸して!」
「っ……!」
その時。龍騎は、全身が震えるのを感じた。
「ああ。……行くぜ、バーサーカー!」
龍騎とアマゾンネオ。二人の___別の世界では、仮面ライダーと呼ばれる者たち___が、ともに走り出した。
『バイオレント スラッシュ』
アマゾンフレアが、グリップを使用。右手に生えてきた、無数の刃で、龍騎とアマゾンネオを引き裂こうとする。だが、龍騎はそれをドラグセイバーで防ぎ、その肩を伝い、アマゾンネオが頭上から攻撃。
「むっ!」
アマゾンフレアは、左手の刃でそれをガード。だが、手薄になったドラグセイバーの防御が、龍騎を自由にした。
「だあっ!」
ドラグセイバーが火を噴く。二度、アマゾンフレアの体を引き裂き、続く回転蹴りで、アマゾンフレアに地面を舐めさせた。
「フラダリさん! アンタがこの世界を嫌いになろうがなんだろうが、この世界を生きるみんなの物なんだ!」
龍騎はドラグセイバーで指しながら訴える。
「壊すとか変えるとか、明日が来ないとか勝手なことを言うな!」
「……」
アマゾンフレアはむっくりと立ち上がる。いつの間にか再生したグリップを引き抜くと、今度は、まるでのこぎりのような形状となった。
「青臭い……」
アマゾンフレアは、さらにもう片方のグリップを動かす。
『アマゾン スラッシュ』
紅蓮の炎が、アマゾンフレアの武器に走る。
「ふんっ!」
彼が力強く振りぬく。
炎の刃が、龍騎とアマゾンネオに走るが、龍騎はすでに対応策を用意していた。
『アドベント』
『___________!』
無双龍ドラグレッダーが、咆哮とともに、その身を使って攻撃を焼き切る。爆発の中、龍騎とアマゾンネオがアマゾンフレアに攻め立てる。
だが、それでもアマゾンフレアに劣勢の二文字はない、龍騎のドラグセイバー
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