欠食児童は栄養をとれ
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気な子供らしい微笑だろうが」
「それを言う時点でアウト」
「セーフだ」
「アウト」
「寧ろ全然いけるだろ!」
「寧ろまったくいけずに拒絶反応が起こる」
「なッ!」
「俺の前じゃ素で居ろ。でないと気色悪い」
漫画じゃあの笑顔に救われてたんだけどねー。裏の顔が素でそれを見た後だと違和感しかないナルトの無理をしてる表の表情。
「ッ〜〜〜!!!」
無言というよりも吐き出す言葉がなく、握り拳を作って地団駄踏むナルトは、年相応に見えてちょっと可愛い。
「食べれるなら、デザート」
「マイペースな奴だな! 俺以上にマイペースな奴、初めて見たぜまったく!!!」
そして食えばいいんだろ。食えば!!と叫んで桜餅を掴み、八つ当たりをするかのようにガツガツと食べまくる。
うん。胃薬を用意しよう。
多分胃もたれが起こりそうなナルトの食べ方に、私はお茶を用意しながらそんな事を思っていた。
その予感は間違いじゃなく、後日粥と胃薬の差し入れをしたわけだけど…。
「……いや、美味いよ。美味いんだけど量が多いだろ?」
とぼやくナルトに、私は慣れろ、の一言だけを残して厨房へと消えていく。さてさて。始めに冷蔵庫と厨房を整えなきゃな。
やる事は沢山ありそうだと、私は腕まくりをしながら今後の予定について頭をフル回転させてたりとか。
まぁ、ナルトが後の方で戦々恐々と私を見てたのはご愛嬌だろう。うん。
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