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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
幕間〜なのはの思い
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ん。ありがとね」
「気にすんなって」


隊舎に戻ろうとしたとき、


「さて、なのはがいねぇ分ガンガン厳しくすっぞ!」
「「ええー!?」」


そんな会話が聞こえた。



……………………………………………………



「あ、ママ〜」
「ヴィヴィオ……」


部屋に戻ろうとすると、ヴィヴィオに会った。と、いうことは……


「む、なのは。今日は訓練ではなかったか?」


士郎君も一緒だった。


「ちょっと調子が悪くて……」
「何!?それはいかんな。早く部屋に戻って休むんだ」
「ママ、だいじょうぶ?」


二人が心配してくれる。それだけで心が軽い。


「うん。もう平気だよ。ありがとう、ヴィヴィオ、士郎君」
「うん!どういたしまして」
「本当に平気か?熱はないか?」


そう言うと士郎君は………私の額に自分の額をくっつけた。
か、顔が近い!ほんの少しずれれば唇がくっつきそう……


「熱は……少し高いな。やはり部屋でしっかり……どうした!?顔がかなり赤いぞ!?」
「な、なんでもないよ!それじゃあ後でね!」


きっと今の私はゆでダコみたいになってるだろうなぁ……
そう思いながら部屋に戻った。



………………………………………………………



「あれ?なのは?」
「フェイトちゃん……」


部屋に戻るとフェイトちゃんがいた。


「午後は訓練じゃなかった?」
「調子悪いみたいで…ボーっとしちゃうんだ」


フェイトちゃんにまで余計な心配はかけられない。


「それって……士郎のこと?」
「……わかる?」
「私とはやてとシャマルとザフィーラはわかってるよ」
「ヴィータちゃんとシグナムさんは?」
「あの二人は、ねぇ?」


悪戯っぽく言うフェイトちゃん。


「そうだね」
「うん」


しばらく二人で笑いあった。


「……あのさ、なのは」


笑い終えた後、フェイトちゃんが真剣な顔で話を切り出した。


「そういうことは、やっぱり人生の先輩に相談するべきじゃないかな」
「人生の、先輩か……」


誰かいるかな………


「たとえば、なのはのお母さんとか………」
「お母さんか……うん、そうだね。そうするよ」


フェイトちゃんは悩んでる人の機微に鋭い。また助けてもらうことになっちゃったな…………




…………………………………………………………



その夜、フェイトちゃんの言う様にお母さんに連絡を取った。


「もしもし?」
「おかあさん?なのはだよ」
「あら、どうしたのこんな時間に?」
「ちょっと相談
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