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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第3部〜希望と絶望の宝石〜
第18話『救済の願い』
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ずもない過去へ、またある矢はまだ未確定な未来へ、そしてある矢はほむらが諦めた既に存在しない過去と向かってゆく。その矢がどんなものなのか、ほむらは怯えながら見ているが、その効果はすぐに判明する。一つの矢がスキュラに直撃すると、スキュラはもがき苦しみ、その体からワルプルギスの夜の反応が消滅する。
「もう苦しまなくていい。みんなの願いを、悲劇で終わらせたりなんてさせない。もう、休んでいいんだよ。」
今まで魔女となっていった魔法少女達のソウルジェムはグリーフシードに変わることなく光となって消えてゆく。
「鹿目さん、晴人さん、仁藤さん!これに願いを込めてください!」
ディロードはまどかとウィザード達に白紙のカードを渡し、まどか達は願いを込める。
「集え、世界の願い!」
【WORLD HOPE-MAHOU SYOUJO MADOKA☆MAGICA KAMEN RIDER WIZARD-】
ディロードは二つの世界のワールドホープを発動する。すると、スキュラの上部にまどかの魔法陣が、下部にウィザードの魔法陣が出現し、スキュラは拘束される。
「雅さん、今です!」
「フィナーレを決めてやれ!」
まどかとウィザードは右腕と左腕を組み合わせ、ジャンプ台のようにさせる。
「はい!ホップ!ステップ!ジャンプ!」
ディロードは二人が組んだ腕をジャンプ台にしてジャンプし、ロードスラスターを構え、
「魔法陣アタック!」
ロードスラスターをスキュラに突き刺し、ミッドチルダ式の魔法陣が出現すると、スキュラは爆発し、破片すらも消滅する。しかし、ウィザードが安心していると、まどかの姿は消え、空に巨大な隕石のような魔女が現れる。
「なんだ、あれは!」
ウィザードとビーストが警戒すると、その隕石はまどかの姿に変わる。
「私の願いは、姿の魔女を生まれる前に消し去ること。それが叶うなら、私が魔女になることも無い。」
まどかの姿はか弱い魔法少女の姿から全てを包み込む女神、アルティメットまどかへと昇華していた。
「もう、元の生活には戻れない。家族に別れを言うことも、母親に叱ってもらうことも、弟の泣き声を聞くことも、父親の手料理を食べることも、もう出来ない。」
変身を解除した雅はアルティメットまどかに言う。
「うん、大丈夫。だってこれは、私が決めたことだから。後悔なんて無いですよ。」
アルティメットまどかは笑顔で言うが、そんな中でほむらは泣いていた。
「そんな…そんなのってあんまりよ!」
ほむらは悲しみを露わにするが、アルティメットまどかはほむらを抱きしめる。
「私が魔法少女になったとき、ほむらちゃんが私の為にどれだけ頑張っていたか私、全部思い出したよ。こんな私の為に、ありがとう。」
アルティメットまどかは自身が生前に所持していたリボンをほむらに渡す。
「私は
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