スーパーロボット大戦OGs
0028話
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モンも苦笑を浮かべつつ頷く。
「ねぇ? どうせなら特機に乗り換えてみない?」
「いや、そんな余裕は無いだろう。そもそも、俺の適性的には高機動な機体がベストだ。特機なんて無理だし、何よりあまり趣味じゃない」
「趣味って貴男ねぇ」
レモンとやりとりしながら、何とかこの時流エンジンを有効活用する方法は無いか考えるが、そっち方面の知識は専門のレモンとは違い、原作やらガンダムやらしか持ってないので……ガンダム?
そのキーワードでふと思い出す。確かガンダム00のセカンドシーズンで主人公の刹那が乗っていた00ガンダムは両肩に太陽炉を装備していなかったか?
「なぁ、レモン。ちょっと思ったんだがアシュセイヴァーを改造して動力炉の場所を変更出来るようにすれば使えないか?」
個人的には渾身のアイディアだったんだが、それはレモンに溜息を1つ吐かせるだけで終わってしまう。
「いい、アクセル。簡単に言うけどもしそれを実現するとなると改造どころの手間じゃ済まないわ。新型機の設計をするくらいの手間暇を掛ける事になるわよ。それなら最初から時流エンジン用の新型機を作った方がマシよ」
駄目か。いいアイディアだと思ったんだが。
「そうなると、本当にレモンの研究用に使うしかないか?」
もっとも、サンプル用として送られてきたものなんだし、それが妥当な扱いなんだろうがどうにも惜しい。
レモンの時流エンジンに対する研究が進む事で、あちらの世界への転移する時の危険性が少しでも減るのなら御の字、か?
「そう、ね。私も一応考えてはみるけど、何も思いつかない場合は貴男の機体に時流エンジンを使えないという可能性も覚悟しておいて頂戴」
「ま、しょうがないか。まさか時流エンジンを外付けにする訳にもいかないし」
何気なく呟いた時だった。レモンの眼が鋭く俺を見据える。
「ちょっと待って、アクセル。貴男、今何て言ったの?」
レモンの迫力に押されつつも、口を開く。
「だから、外付けにする訳にもいかないだろ? 敵の攻撃が当たる可能性を考えると、そんな機体は怖くて乗れないぞ」
「違う、いえ、確かにそれもあるわね。でも装甲を? いえ、それだけでは動きが鈍くなる。なら機動力も。あら、なら武装も?」
何かのスイッチが入ったのか、ブツブツと呟きながら自分の考えを纏めているレモン。
こういう所を見ると、好奇心優先の科学者なんだと妙に納得してしまう。
数分の間ブツブツと呟きながら考えを纏めているレモンを眺めていたが、ようやく考えが纏まったのか落ち着いてきた。
「考えが纏まったか?」
「ええ、これからちょっとヴィンデルの所に行って許可を貰ってくるわ。貴男は、そうね。2週間程アシュセイヴァー無しになるから、訓練をする時
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