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少年は勇者達の未来の為に。
鷲尾須美は勇者である 再臨の章
第四話
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良いだろう。というのが蓮の判断だった。


その後、四人は雑談し、笑い合った。その時あだ名の話になり、須美は園子をそのっちと呼び、銀は呼び捨てするようになり、蓮は名前にちゃん付けすることが決まったのだった。












さて、楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、時計は5時を指していた。

「では、そろそろお開きにしましょうか。これ以上は暗くなっちゃうわ」

「もうそんな時間かー、楽しい時間ってあっという間だな」

「もっとお話ししたいけど仕方ないね〜。けど、また4人で来ようね〜」

「勿論。また来ようね」

「私はお迎えが来てくれるけど・・・みんなは?」

「私もお迎えが来てくれるんよ〜」

「あたしは歩きだな・・・じゃあここでバイバイか?」

「じゃあ僕が送ってくよ。女の子一人は、ちょっと危ないかもだし」

「いいのか?」

「うん」

「じゃあここで二人とはお別れね。また明日会いましょう」

「ばいば〜い」

「うん、また明日ね〜」

「また明日な!須美!園子!」

お互いに手を振り、別れを告げる。
また明日会うことを約束しながら。











「なぁ蓮、良かったのか?送ってもらっちゃって・・・」

「さっきも言ったじゃない。もう夕方だもん、女の子一人は少し危険だよ」

「そ、そっか」

犯罪がほとんど起こらない事は知っていたが、なんとなく、蓮は銀だけ一人で帰らせたくなかった。
蓮の気遣いが恥ずかしいのか、銀の頬が少し赤く染まる。
蓮はそれに気づいていたが、特に指摘はしなかった。


「あ、ここ。あたしンち」

しばらくすると、銀の家に辿り着く。極普通の和風の一軒屋だった。

「えっと・・・少し上がってく?お茶ぐらいなら、出すよ?」

少しどもりながらも話す銀。

「お誘いは嬉しいけど、中々いい時間になってるからさ、また今度にさせてもらうよ。ありがとうね」

「そっか・・・送ってくれてありがとな、また明日!」

「うん、また明日ね」

銀が家に入ったことを確認した後、蓮は家に背を向けて銀の家の先にある自分の家に向かって歩き出す。その直後、家から銀のただいまー! という声の後に姉ちゃんおかえりー! と元気な少年の声が聞こえてきた。

(銀ちゃんにも姉弟がいるんだ・・・なんか親近感)

銀の家族の声を聴いた蓮は、親近感を感じながらも少し寂しい気持ちになった。

(・・・姉弟、か)
「姉さんと樹・・・元気かなぁ・・・」

ふと口に出てしまい、目に涙が浮かぶ。
もう乗り越えたと思っていたが、まだまだダメらしい。

お役目の守秘義務のせいで、電話もメ
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