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少年は勇者達の未来の為に。
鷲尾須美は勇者である 再臨の章
第四話
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ーっと・・・」

ジェラートを食べながら質問する銀に、それに便乗するように聞く須美と園子。
蓮は少し言い淀んで、答えた。

「モナドの試し斬りをしたくてさ、バーテックス相手にどれだけ効くのか知りたかったし・・・それと」

「「「それと?」」」

「・・・・・ちょっとカッコ良いところ見せたかったんです。ハイ」

真っ赤になってうつむきながら答える蓮。

「あ〜!れーくん顔真っ赤〜」

「ふ〜んカッコ良いところか〜ふ〜〜ん?」

「二人とも・・・そこまでになさい。白鳥君トマトみたいになってるから・・・」

恥ずかしい・・・あぁ恥ずかしい・・・ホントの事とはいえ・・・
銀ちゃんとのこちゃんがニヤニヤしながら左右からつっついてくる。

「だって〜れーくんが可愛いんだも〜ん。すみすけもそう思わな〜い?」

「そ、それはそう思うけど・・・そう言えばそのすみすけって何?乃木さん」

「あだ名だよ〜?嫌だった〜?」

「あだ名は嬉しいのだけど・・・それはあまり・・・」

「そっかぁ〜・・・あっ、ならわっしー! わっしーはどう?」

「わっしー・・・まぁそれでいいかな」

自分から矛先が逸れたことにホッとしながら、二人の会話を聞いていた。

(仲良くなれたみたい。良かった良かった)

そう思っていると銀ちゃんに袖を引かれた。

「なぁなぁ蓮」

「ん?どったの銀ちゃん」

「その、さ。蓮のジェラート一口くれないかなって。レモンも美味しそうだから・・・」

「あぁそんなことか。良いよ」

銀のおねがいに恥ずかしがる様子もなく、蓮は自分のジェラートを掬って銀の口へと運ぶ。

「はい、あーん」

「・・・ふぇっ!?」

「?」

唐突にあーんをされて戸惑う銀。蓮は小さな頃から風や樹に同じ事をやっていたので、恥ずかしがる様子も無かった。

(えぇぇぇぇぇ!?あーんって何だよ!?こっちは一口貰えりゃ良かったのに!?なんで蓮は恥ずかしげも無くやってるんだ!?聖剣勇者だからか!?勇者ってこう言う事もやるのか!?て言うかこれ間接キーーー)

「???銀ちゃん?溶けちゃうよ?」

(ええい、ままよ!)
「あー・・んっ」

「どう?レモン味は」

「・・・・・美味しい、と思う・・・」

「何だそりゃ」

顔を真っ赤にしながら蓮のジェラートを食べる銀。変な感想を言う銀に笑いながらツッコム蓮。そんな二人を見て。

「あわ、あわあわあわあわあわあわあわ」

「ビュオオオゥゥウ!!」

須美はバグり、園子は変な擬音を口に出していた。

「?二人ともどしたの?」

「ん〜ん何でもないんよ〜・・・ねぇ、れーくん?」

「ん?」

「私も・・
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