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少年は勇者達の未来の為に。
鷲尾須美は勇者である 再臨の章
第四話
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・・」」」

そんな事を話していると、いきなり周囲が光り輝いた。気がつくと四人は大橋が見える展望台に居た。
そこには祠があり、樹海化が終わるとその場所に出てくるようだ。
四人は初勝利を大いに喜んだ。













「ふいぃ〜・・・疲れた・・・」

帰宅した蓮は、家に着くなりベッドに身体を投げた。自宅に着いた途端、安心したのかどっと疲れが出てきたのだ。

あの後、僕たちは大赦の人に病院へ連れていかれ、傷の手当を受けた後、学校へと送られた。
銀ちゃんは『授業あんの!?嘘だろ・・・?』って嘆いていたっけ。まぁ僕もテンションかなり下がったけど・・・
それと、さっきまで。

『蓮君!大丈夫!?アーユーオーケー!?痛い所は何処!?遠慮しないで見せてホラホラホラホラ!』

義母の唯香にもみくちゃにされていた。というのもある。

(心配してくれるのは凄い嬉しいんだけど・・・ねぇ?)

ただ、よくよく考えてみれば唯香からすれば戦場に行った息子が帰って来たのだから過保護になるのも仕方がないのかも知れない。

(そういえばモナドのアレ・・・なんだったんだろう・・・)

『守れ』と念じたら出てきたあのバリア。どうやら勇者にならずとも使えるらしく、帰り道四人で色々試した。
移動できるのかとかどれくらい長く張れるのかとか・・・ただ勇者の時の方が長く張れるみたい。あと張っても動く事は出来たけど、勇者でも通り抜ける事は出来なかった。銀ちゃんがぶつかって痛がってた。

(後で・・・本とかで・・・調べてみよ・・・今は・・・ねむ・・・)


色々考えていた蓮だがついに限界を迎え眠ってしまった。








その日の夜中、蓮は白鳥家の書斎で今までの歴史が記された文書を読んでいた。
今現在、蓮はモナドの事を何も知らない。神樹様と共に世界を、人類を守ってくれていた存在。としかわからなかった。

白鳥家の初代当主は元々諏訪と呼ばれる場所に居た事。ある時、四国に巫女や諏訪の民共々四国に避難してきた事。その後四国にいた勇者と共に四国を守り抜いた事。西暦の歴史には詳しくなったがそこにモナドの事は記されておらず、誰が作ったのか。今まで誰が持ったのか。調べても調べてもそれはわからなかった。

「ずっとあったのにモナドのモの字すら記されてないってどういうことなんだい・・・」

そう愚痴を零してしまうほど、モナドの事は何も記されていなかった。
そんな時。

「夜更かしをしてる悪い子は誰だ〜?」

「うわッ!?・・・なんだ唯香さんか・・・」

「あら、驚かしちゃった?それよりも何を調べてるの?」

「あー・・・実はモナドの事でして・・・」

「モナド?」

蓮は今
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