鷲尾須美は勇者である 再臨の章
第四話
[2/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
木さん、私は?』
『すみすけはあの水弾を打ち落として。多分水流だけで一杯一杯になっちゃうから〜』
『よーし!銀様に任せとけ!』
『わかったわ、次こそは、やって見せる』
『それで〜この作戦に必要なのが〜』
『さっきのバリア、かねぇ』
『れーくん大せいか〜い♪』
アクエリアスは再び、水流を放つ。それに合わせて蓮はバリアを展開し、園子も先ほどと同じように、槍を傘状に変形させ、二人で攻撃を耐える。
「・・・っ!」
「ふぬぬ〜〜っ!」
水流の威力は先ほどよりも上がっており、二人はどんどん押されていく。とどめとばかりに水弾を放とうとするアクエリアス。その瞬間、水弾が撃ち抜かれた。
「やった!当たった!」
須美の弓が正確に水弾を打ち落とした。
そして、その直後。
「銀ちゃんっっ!!!今だっ!」
「はぁぁぁぁぁぁっっ!!!」
蓮の合図で上空から飛来してきた銀にアクエリアスは切り裂かれた。
「よっしゃあ!ってガボッ!?」
「銀ちゃん!?」
「ミノさん!?」
アクエリアスに一発食らわせる事に成功した銀だったが、直後アクエリアスは蓮達への攻撃を止め、銀に水球をくらわせた。
銀は頭がすっぽりと水球に収まってしまう。
「・・・ガボガボ!」
「・・・!のこちゃん!鷲尾さん!僕に合わせて!」
「ええ!」
「わかったんよ〜!」
頭を水球に閉じ込められた銀は身振り手振りで三人に合図をする。
意図を察した蓮が二人に合図する。
「これで、終わりだ!」
「えぇぇぇい!」
「外さない・・・っ!」
三人は銀が攻撃した部位へと攻撃を集中させた。
総攻撃を受けたアクエリアスはスゥっと消えていき、樹海の世界に花弁が桜吹雪のように舞い散った。
「これが、鎮花の儀?終わったの?」
「みたいだね〜」
「良かった・・・ってそういえば銀ちゃんは!?」
戦いが終わった事に安堵しているのも束の間。蓮達は周囲を見渡し、銀を捜索しようとした。その時。
「お〜い三人とも〜」
「銀ちゃん!良かった、無事?」
「ミノさ〜ん良かったんよ〜」
「三ノ輪さん・・・良かった・・・」
銀が大橋の向こう側から走ってきた。銀の安否が知れ、今度こそ本当に安心する三人。
「そういえば銀ちゃん。あの水の球からどうやって抜け出したの?」
「ああ、あれ?全部飲んだ!」
「ええ!?大丈夫なの三ノ輪さん!?」
「お腹大丈夫〜?」
「大丈夫だ!ただ・・・」
「ただ?」
「スゴイ変な味だったんだよ・・・最初ソーダで段々ウーロン茶味に変わっていってさ・・・」
「「「うわぁ・
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ