青葉、ねね、ほたる編
本編
俺と美術部の海合宿 前編
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来た。
「ちょ、立ってないと描かないじゃないですか!」
「え〜充分見たんだからなんとかなるでしょ?それに陸斗ならもう描き終わってるよ」
「「えぇ!?」」
すると青葉と星川は驚いた顔をして見て来た。
俺は青葉にスケッチブックを見せた。
「「こ、これは!?」」
「なんだよこの絵は、全然さっきのポーズと違うじゃないか!?」
「「さっきのちなつ先生だ!!」」
そう、俺はさっきのカブトムシに驚いている日高先生を覚えていたからスケッチして描いた。
「なんでこんな物を描くんだよ!」
「スタイル抜群(笑)な日高先生を描いただけですよ」
「ちゃんとさっきのポーズの私を描けよ!」
「分かりましたよ」
俺はそう言ってスケッチブックを受け取ってまた絵を描きはじめた。
「りくっち覚えてるの?」
青葉は不思議そうな顔をして俺のスケッチブックを覗き込んできた。
「少し見たから覚えてる」
「流石敗戦探偵。相変わらずの規格外だよな」
「人を化け物みたいに言わないでくださいよ」
化け物じゃなく、転生者だよ。
化け物は阿良々木くんだけで充分だよ。
「私も少し覚えてるから大丈夫だと思う」
「えっ、ほたるちゃんも!?ほたるちゃんの方が進んでないのに」
「単純だからな」
「うん、単純なポーズだもんね」
星川も賛同した。星川の知識量なら普通に描けるだろ。青葉にはまだ知識量は足りないから色々と不安定に描き上がるだろ。
そして青葉の描き上がった作品は俺の予想どおりだった。青葉は見たまま描いてるから日高先生がポーズを取るのをやめると描けてなかった所は不安定になっている。星川は形をしっかりと理解してから描いてるからしっかりと描けている。
そして次々とモデルは変わり、次にねねに青葉に星川と変わった。
「りくっち、もっとカッコいいポーズをとってよー!!」
「お前は絵を描かないだろ!!」
「りくっちもっと筋肉をムキッだしてよ!」
「インドア派に無理を言うな!!」
俺もモデルをやっている。
男のモデルも必要だと日高先生が言って俺がやる事になった。パーカーを着ていたけどねねに取られて上半身裸でモデルをしている。ねねと青葉はさっきから無茶振りばかり言ってくる。星川は顔を赤くしながらボーッと俺の方を見て来ている。
「おら、早く絵を描けやごらぁ!!」
「はーい」
「う、うん」
俺はイライラしながら二人に怒鳴った。
絵を描くのは好きだけどモデルは嫌いなんだよ!!
「はい、終了」
「早いよ!!」
「完走した感想をどうぞ」
「まだ完走してないよ!!」
俺はパラソルに戻ってお茶を飲んで休
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