青葉、ねね、ほたる編
本編
俺と美術部の海合宿 前編
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して日高先生のお腹にカブトムシをピタッと引っ付けた。その瞬間日高先生は民宿中に響き渡る悲鳴をあげた。日高先生は虫が大の苦手だったみたいだ。
**********
「あれはお前が悪い」
「うぅ〜」
そして場所は民宿から海へと変わった。
あの後どうなったのかと簡単に説明すると、顔を真っ赤にして怒った日高先生はねねに拳骨をしてからお説教をした。青葉と星川は日高先生を落ち着かせようと仲介役に徹して、俺は1番の被害にあったカブトムシを林に逃がしに行った。カブトムシ逃したから民宿に戻って来たら水着に着替えた四人がそれぞれ荷物を持って出てきた。日高先生に『水着に着替えて海に集合、スケッチブックを持ってくる事!!』と言われて俺は自分の部屋に戻ってから水着に着替えてからスケッチブックと絵描き用の筆箱を持って海に向かった。
そして今に至る………
「砂浜なら虫もいないしここでスケッチしようか!」
「そんな事が理由で海にスケッチしに来たんですか?」
「それも一つの理由だよ」
いや、1番の理由だろ。あんな顔を真っ青になってこの世の終わりのような顔をしていた癖によ。
「もしかして海をスケッチするのですか?」
「のんのんか、このスタイル抜群のわたし」
「はぁ〜」
「・・・・・・・・・あっ、はい!」
「なんだよ今の間は!!それと陸斗、先生に向かってため息とはなんだ!!」
俺は更にため息を吐いてからパラソルの下に引いてあるビニールシートの上に座ってスケッチブックと筆箱を取り出した。
「はい、じゃあはじめ」
はい、よーいスタート(棒読み)
自称10代と同じだと名乗る少し頭のおかしい教師をスケッチするRTAはーじまーるよー。
タイムは日高先生がはじめと言った瞬間にスタートして絵を描き終えるまでの時間を計測します。
日高先生のポーズを取るのはランダムなので時々素っ頓狂なポーズを取って絵を描き終える時間を大幅にガバる事があります(0敗)
日高先生のポーズは運頼みなので少しはガバる事を承知の上で覚悟しておいてください!!(ジョル○風)
なんだかんだしてる内に絵は描き終えましたのでタイマーストップ。時間は1分14.51秒です……中々の記録ですね。完走した感想ですがガバる事なく無事に走り切りました。この記録なら他の兄貴達にも負けないと思います。
さてと、そろそろボケるのもやめよう。
俺と青葉と星川は黙々と日高先生をスケッチしている。日高先生は真夏の太陽の下ポーズを取り他の海に遊びに来ている人達の注目を少し集めていた。ねねは一人で浮き輪で海に浸かって楽しんでいた。
「暑い!退避!!」
「えっ!?」
日高先生はあまりの暑さで我慢の限界が来てポーズを止めてこちらに戻って
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