第三章
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「ある意味凄いな」
「ははは、面白いですね」
「何が面白いんだよ」
「納豆になるなんて」
「臭いだろ、納豆は美味いがあれになるのは嫌だぞ」
「左様ですか、では決まりですね」
「どっちにしろ選択肢ねえだろ、だったらな」
天使にあらためて言った。
「今からバトルだな」
「左様です」
「武器寄越せ」
「武器ですか」
「魔王と闘うんだろ、武器必要だろ」
それならというのだ。
「ミカエルの槍なりガブリエルの剣なり寄越せ、闘ってやるからな」
「そんなものありませんよ」
ヒヤマメルはあっさりとした口調で答えた。
「一切」
「何っ!?」
「何ってこれからするのは缶蹴りですよ」
やはりあっさりとした口調で告げる。
「武器なんか必要ないですよ」
「っていうか闘いとか野蛮だしーー」
魔王の方も言ってきた。
「そんなので決めるってダサくない?」
「魔王がそう言うのかよ」
「駄目?」
「魔王らしくねえな、闘いが嫌とか野蛮だとかな」
「それがあたしのポリシーだから」
魔王は常盤にポーズを決めつつ話した。
「そうするだけよ」
「そうなんだな」
「ちなみに世界征服したらチョベリバでクレイジーな世界にするからね」
「言ってる意味わかんねえよ」
「その態度エムジーファイブだしーー」
「だから何語だよ」
「日本語よ、これ」
「それ本当かよ」
常陸は魔王に突っ込みを入れつつも缶蹴り勝負に入った、一体何なんだと思いつつも勝負をしたが何と彼はあっさり勝った、するとヒヤマエルからこう言われた。
「有り難うございます、これで世界は救われました」
「マジかよ」
「はい、魔王は負けましたので」
「超悔しいっていうか〜〜?」
魔王は全然悔しくなさそうに言った。
「もうマジ有り得ないって感じ」
「何か世界救った気しねえな」
常陸は魔王も見て天使に言った。
「本当に俺世界救ったのかよ」
「そうです、その褒美として神は貴方にマナを授けます」
猫はこう言って右の前足にコンビニのコッペパンを出して言ってきた。
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