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FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」
DEAR KABY
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まっておる!」
「違う!自分のプライドとの戦いだった!書かなければ家族の身が危ない!でもあんたみたいな大馬鹿を主人公にした物語を書くなんて作家としての誇りが許さない!」
「貴様、なぜそこまで詳しく知っておる」
「この本に全部書いてあるわ」
エバルーは、自分の予想以上に事を深く知っているルーシィに対して、疑問を投げかける。
するとルーシィは、日の出を前に突き出し言った。
「彼は最後の力を振り絞ってこの本に魔法をかけた」
「ケム・ザレオンが残したかったのはあんたへの言葉じゃない。本当の秘密は別にあるんだから!」
「なに!?」
「本当ですの?」
「ええい、なんとしてでも聞き出してやる!我輩の魔法が1つだけだと思うなよ!」
そう言うとエバルーも金の鍵を構えた。
「え!?」
「まさか、ルーシィと同じ魔法ですの?」
「開け!処女宮の扉・・・バルゴ!」
鍵から光が溢れると、エバルーの隣に現れたのはあのゴリラメイド、バルゴだった。
「お呼びでしょうか?ご主人様」
「この方、星霊でしたのね」
「ボヨヨヨ!さぁバルゴ、こいつらを・・・ん?」
「「あっ!?」」
そこに居る者達は、バルゴの方を見て驚愕した。
なぜならバルゴの肩には
「ナツ!リート!」
「あっルーシィ見つけた」
ナツとリートが張り付いていた。
「な、なぜ貴様らが・・・?」
「あんた達、どうやって・・・?」
「このメイドが動き出したからしがみついてたんだよ」
「俺はナツに掴まれてほとんど巻き込まれて」
「あんた達まさか星霊界を通って来たの!?」
「なんだと!あり得ん!」
星霊界。星霊達が普段居る此処とは別の世界
ナツとリートはそこを通って来たのだ
「いや、あり得んって言われても、現にこうしてここにいるわけだし...」
ナツとリートは足場に降りる。
「とにかく!この本はあんたには渡さない!てゆーかあんたに持つ資格なし!」
「開け!巨蟹宮の扉!キャンサー!」
「蟹きたー!!」
「すげぇ!蟹だぁ!」
「なんでそんなにテンションが上がってんだよ...」
「ジュルッ」
「ラリカ!?」
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