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FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」
DEAR KABY
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ツ!無事か?」
「あぁ、イッテー畜生!」
「ったく油断しすぎだ」
廊下に吹き飛ばされたナツも怪我はなく、すぐに起き上がる。
そこへバニッシュブラザーズが廊下に出て来て、即座に対峙する。
「貴様らは魔導士の弱点を知っているか?」
「乗り物に弱いことか!?」
「それは魔導士とは関係ぇねぇだろ」
「魔導士の弱点それは肉体」
「肉」
「体?」
そう言うと、バニッシュブラザーズは再び二人に攻撃をするが、二人はそれを難なくかわす。
「魔法とは、精神力を鍛錬せねば身に付かぬもの」
「結果、魔法を得るには肉体の鍛錬は不足する」
「力説してるとこ悪いけどな、俺らに攻撃をかわされ続けてる時点で説得力皆無だぞ?」
「くそっ!なぜ当たらん!」
魔導士の弱点を聞いてる間にも、ナツとリートは余裕そうに攻撃をかわす。
「なるほど、貴様らのスピードは認めてやる」
「兄ちゃん、あの技をやろうあれなら避けられねぇ」
「?」
「合体技だ!」
「OK」
「!?」
「俺たちがなぜバニッシュブラザーズと呼ばれているか教えてやる」「消える、そして消すからだ」
バニッシュブラザーズの弟が、兄のフライパンに乗り飛び上がる。
「ゆくぞ!天地消滅殺法!」
二人は飛び上がった弟を見上げている。
「天を向いたら 地にいる!」
「ぐっ!」
バッコーン!
リートが、フライパンで横に吹き飛ばされた。
「リート!」
「地を向いたら 天にいる!」
「ふぼっ!」
ナツが、降ってきた弟に押し潰される。
「これぞバニッシュブラザーズ合体技
『天地消滅殺法』」
「これをくらって生きていたものは...」
ガラガラガラ
「生きていたものは...なんだよ?」
「あっぶねぇー、ナイス リート!」
ナツもリートも平然としていた。
リートは自分の脇腹と、ナツの頭に、氷で膜を張って防御していた。
「氷竜の剛壁」
「バカな!」
「コイツら本当に魔導士か!?」
「お前らのコンビネーションはよくわかった」
「今度はこっちのコンビネーションを見せてやる」
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