暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」
DEAR KABY
[3/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
を躍起になって探しているかと思えば...」

 

そこでエバルーは、ルーシィが持っている本を見る。

 

「そんなくだらん本だったとはな!」

 

「え?」

 

「人が書いた本を下らん呼ばわりとは、あんまり感心しねぇな」

 

「黙れ!我輩の偉さも知らん若造が!」

 

くだらん本と聞いたルーシィは、

「じゃあ、この本貰ってもいいかしら?」

と言うが

 

「嫌だね、我輩の物は我輩の物」

 

「ケチ」

「黙れブス」

 

「燃やしちまえばソレまでだろ?ナツ!」

 

「おうっ!」

 

「ダメ!絶対ダメ!」

 

それでもルーシィは、本を手放そうとしない。

 

「ルーシィ!!」

「仕事だぞ!!」

 

「じゃあ、せめて読ませて!」

 

 

「「「「ココで!?」」」」

 

 

「気に食わん!エラーい我輩の本に手を出すとは...!バニッシュブラザーズ!!」

 

エバルーがそう叫ぶと、書庫の隠し扉が開き、そこから2人の男が現れた。

 

「やっと仕事か」

 

「仕事もしねぇで金だけも貰ってたらママにしかられちまうぜ」

 

1人はバンダナをした背の高い男。

もう1人は顔に『上』『下』『左』『右』の文字が書かれていて、大きなフライパンのような物を持っている男だった。

 

「グッドアフタヌーン」

 

「こんなガキ共がフェアリーテイルの魔導士かい?ママも驚くぜ」

 

「傭兵ギルド、『南の狼』、ですわね」

 

「こんな奴らを雇ってたのか」

 

リートとナツは、男達、バニッシュブラザーズを睨む。

 

「ボヨヨヨヨ・・・『南の狼』は常に空腹なのだ!覚悟しろよ?」

 

エバルーが得意げに笑った。

 

「これは!」

 

そこで、急に本を読んでいたルーシィが立ち上がり、ナツ達に叫んだ。

 

「ナツ、リート!少し時間を頂戴。この本にはなにか秘密があるみたいなの・・・!」

 

「秘密?いいけど時間って、オイ!どこ行くんだよ!」

 

「どこかで読ませて!」

 

「マジかあいつ」

 

ルーシィは部屋を出ていき、どこかで本を読むことにした。

 

「しゃーねぇ、どの道あのパニックブラザーズって奴らとは戦うことになりそうだし、ナツ!ちょっと付き合え!」

 

「おう!」

 

 

 

「「パニックブラザーズじゃない!!バニッシュブラザー
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ