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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga20-C夢の終わり〜Grief〜
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加することになって、今日も一切動きを見せなくなった“T.C.”を壊滅すべく動いていた。

「残る幹部はガーデンベルグ、そしてリーダーの2人・・・」

ルシル君とアイリの遺体と一緒に、“T.C.”幹部のレオン、プリムス、フォード、アーサーの遺体も発見されていた。遺伝子検査の結果、幹部の4人は現代人じゃなくて過去の人物のクローンであると局は断定した。ルシル君のオリジナルと因縁もあったということも後押しした結果だ。

(ルシル君、アイリ。私たちが必ず、2人の無念を晴らすからね・・・)

†††Sideなのは⇒フォルセティ†††

父さんとアイリお姉ちゃんが亡くなって2週間。父さんとアイリお姉ちゃんの殺害を機に一気に世論で叩かれ始めた“T.C.”のニュースが毎日放映されてる。学院だとクラスメイトやシスター達が僕を気遣ってくれる。そんな中でヴィヴィオ達は普段通りに接してくれるから気が楽だ。

「フォルセティ、一緒に帰ろう!」

「今日もお母様が美味しい夕食を作って待ってくれていますよ」

中等部3年となった僕のクラスメイト、ヴィヴィオとイクスヴェリア――イクスが、僕に声を掛けてくれた。コロナとリオは残念ながら別クラスで、アインハルトさんも卒業してもう学院には居ない。けど2人が同じクラスだったから、僕は救われてる。

「うん、帰ろう!」

鞄を手に取ってヴィヴィオとイクスの元へ。クラスメイトと挨拶を交わしながら教室を出て、「おーい!」って僕たちに手を振る「コロナ、リオ!」と合流。学舎から出ると、視界の端にスッと気配も無く現れる私服姿の大人が2人。ヴィヴィオ達も気付いているけど、目を向けることなくいつも通りにお喋りだ。

(早く捕まればいいのな、キュンナとグレゴールと融合騎・・・)

ヴィヴィオを狙っていた最後の大隊っていう犯罪組織の元幹部の3人が本局から脱走したって話を、教会騎士団幹部のカリムさんに聞いた。そんなわけで3人が逮捕されるまで、ヴィヴィオを陰ながら護衛する騎士が手配された。僕たちを遠巻きに見ている今の大人たちが、その護衛だ。学院に居る間はもちろん、行き帰り、そして自宅を護衛する3チームが存在していて、僕とヴィヴィオは以前みたいにフライハイト邸でお世話になってるから、交代で護衛してくれてる。

「アインハルトさんは、イクスんちで合流だっけ?」

「うん。ノーヴェやミウラさん、ユミナさんと一緒に来てくれるって」

「アインハルトさん、練習試合が近いけどいいのかな・・・?」

「ルーティンを変えると余計に調子が狂うって言ってたもんね、アインハルトさん」

「あー、それ判るかも。いつも通りに過ごした方が力が出るっていうの」

DSAA格闘競技・U19で、ジークさんや番長と今も競い合ってるアインハ
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