暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜
SAO編ーアインクラッド編ー
02.槍剣士とビーター
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「「「うりゃぁぁぁぁ!!!」」」

起き上がるコボルドロードがノダチのソードスキルを放とうとする。それをキリトが弾き、俺とアスナが連撃!!続けてキリトが深い一撃をコボルドロードに切り込み、トドメの一撃を加える。

「うりゃぁぁぁぁぁ!!!!」

コボルドロードは光の欠片となり姿を消す。

「や、やったぁぁぁ!!!」

その場にいた全てのプレーヤーが歓喜の声をあげる。

(ついに倒したんだ)

キリトが膝をついて息をあげる。

「お疲れ様」

「見事な剣技だった。この勝利はあんたのもんだ」

「やっぱ、お前は最高だ」

「いや.......」

キリトが否定しようとするも、他のプレーヤーたちは、そうだ、と声をあげ拍手。だが、その声を切るようにキバオウの声が部屋の中に響き渡る。

「なんでや!!なんで、なんでディアベルはんを見殺しにしたんや」

「.......見殺し?」

「そうやないか!?自分はボスの使う技知っとたやないか!?最初からあの情報を伝えとったら、ディアベルはんは死なずにすんだんや!?」

さっきまでとは違い、皆がキリトを敵のような扱い。

「きっとあいつ、元βテスターだ!!だから、ボスの攻撃パターンも全部知ってたんだ。知ってて隠してたんだ!!他にもいるんだろ、βテスターども出て来いよ!!」

(まずい、このままじゃ.......それなら俺が)

「フハハハハ、ハハハハハ」

「.......キリト」

キリトが急に笑い出す。

「元βテスターだって。俺をあんな素人連中と一緒にしないでもらいたいね」

「なっ、なんやと!?」

「SAOのβテスターに当選した1000人の内のほとんどは、レベリングのやり方も知らない初心者だったよ。今のあんたらの方がまだマシさ。でも、俺はあんな奴らとは違う。俺はβテスター中に他の誰も到達できなかった層まで登った。ボスの刀スキルを知っていたのもずっと上の層で刀を使うモンスターと散々戦ったからだ。他にもいろいろと知っているぜ。情報屋なんて問題にならないくらいにな」

「なっ、何やそれ。そんなんβテスターどころやないやないか。もうチートやチーターや!!」

周りのプレーヤーが声をあげる。

「そうだそうだ!!」

「βのチーターだからビーターだ!!」

「ビーターか、いい呼び名だな」

「お前まさか!?」

俺はキリトがやった何故こんなことをしたのか理解した。

「そうだ。俺はビーターだ。これからは元βごときと一緒にしないでくれ」

キリトはさっき手に入れた装備を身に纏う。黒色のコートを身に纏い、キリトは第2層の階段へと向かって行く。それの後ろをアスナが追って行く。

「お前が選んだ道なら俺
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