妖精たちのクリスマス
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次のレビィは少し意地悪な笑みを浮かべてはいたが、これまた緩めの命令に安堵しつつ、ルーシィを抱き締める。なんかさっきから俺ばかり当たるが、まだ緩いだけマシだろう。
「4番と5番が・・・」
続いてマスターになったシャルルが命令をしようとすると、先程からの命令で不機嫌になってきているエルザの圧を感じたようで、一瞬奥歯を噛んだのが誰の目からもわかった。
「よ・・・4番が5番のお腹にキス」
「うむ。よかろう」
「ぐっ・・・」
さっきよりもインパクトのある命令ではあるが、まだ許容範囲内。ただ、また俺が選ばれたことにはどうしても納得できないが。
「で・・・5番は誰・・・」
4番の俺が相手の人物を確認しようとすると、そこには細くて真っ白な細いお腹を出して顔を真っ赤にしている水色の髪をした人物がいた。
「ぐ・・・グレイさん早くしてください」
泣きそうな表情でくびれすら確認できるウエストを見せているシリルを見て頭が付いていかなくなるが、懸命に平静を保ちながら、かの・・・彼のお腹へとキスをする。
「ん・・・」
「「「「「グレイ(さん・様)!!」」」」」
「俺のせいじゃねぇだろ!!」
キスされた瞬間のシリルの色っぽい声に全員が俺を責め立てるが、俺に一切非はない。こんなゲームを始めたエルザが悪いに決まってるだろうが。
「6番が〜」チラッ
続くセシリーもエルザの圧を感じつつ、彼女を満足させるための命令を考える。もう頼むから俺の番号は指名しないでくれ。
「7番の胸を揉む〜!!」
ジュビアside
力強く言いきったセシリー。その命令は少しずつあれなものになってきていますが、今のジュビアはそれどころではありません。
(ジュビアが7番。そしてこの流れは・・・)
さっきからずっとグレイ様が指名される流れができている。これはつまり、今回もグレイ様が指名されているはずです!!
「グレイ様!!ジュビアが7番です!!さぁ!!ジュビアの胸を揉んでください!!」
奥手なグレイ様が自分からジュビアを求めてくれるなんてこれ以上ない幸せ。そう思っていたのに、彼が持っている番号は指定されたものではありませんでした。
「じゃあ一体誰が・・・」
誰が6番を引いたのかと見回すと、申し訳なさそうに顔を俯けて、番号の書かれたものを出しているシリルがいました。
「授乳というわけですね、わかります」
「あの・・・何言ってるのか全然わからないんですけど・・・」
チラチラとウェンディに視線を向けているシリルは、彼女から放たれているどす黒いオーラに押されているのでしょう。ですが、命令なので仕方ありません。そもそも|シリル《むす
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