妖精たちのクリスマス
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るガジル。その光景を見た途端、一気に顔色が変わる女たち。
「た・・・たの・・・し・・・」
「か・・・かな・・・し・・・」
「あ・・・あは・・・は・・・」
「「・・・」」
「酔いが覚めやがったな」
我を忘れていたルーシィたちは一糸纏わぬ仲間の姿に正気を取り戻した。シリルとウェンディに至っては抱き合ったまま顔面蒼白で、身動きひとつ取れないでいる。
「さぁ次だ!!ガジル!!次はマスターだといいなぁ」
「やめよーよエルザ!!」
「こ・・・これすごく危険です!!」
「ど・・・どうしよう・・・」
「「・・・」」
懸命にエルザを止めようとするが今となっては後の祭り。彼女の暴走を止めれるものなどいるわけもなく、すぐさま次のゲームに入る。
「マスターだ〜れだ!?」
「あたし!!」
最悪の状況だけは回避した俺たちは安堵の表情。しかし、そう簡単に物事は進まない。
「じゃあ1番と5番が握手!!」
「ぬるいわあ!!」
ルーシィの優しい命令に安心しかけたがすぐに横槍を入れてくるエルザ。その圧に押されながらルーシィも反論する。
「だって・・・マスターの命令は絶対でしょ?」
「お前はこのゲームの趣旨がわかっていないぞ!!若い男女が恥じらいと期待をするような命令をするのが醍醐味なんだ」
「それが全裸かよ」
「思考が子供のそれですよ、エルザさん」
ガジルとシリルの冷静な突っ込みをスルーしルーシィの胸を両手で挟むエルザ。
「先代マスター特権により命令を変更!!1番と5番は現マスターの胸を揉んでよし!!」
「イヤよ!!」
危機を回避したはずなのにとんでもない命令へと巻き込まれるルーシィ。ただ、今回の対象はレビィとジュビアだったため、我慢して耐え凌ぐことになっていた。
「やったー!!オイラがマスターだ!!」
「ハッピ〜」
「ヒドイのはやめてね」
「ハッピーには猫Verの方が効果あるぞ」
次のマスターになったハッピーに上目遣いするセシリーとシャルル。リリーの突っ込みももっともだが、ここはそんなこと置いておこう。
「3番が10番のお尻を叩く」
「ウム。いいぞ、ハッピー」
ハッピーの命令に満足げなエルザ。だが、全裸のガジルの尻をナツが叩くという絵面に全員引き気味になっている。
「2番と6番は1分間見つめあってください!!」
「軽くて助かったぜ」
「そうね」
「レビィさんまで恋敵に・・・」
次のウェンディの命令は俺とレビィ。まだ緩くて助かったが、暴れているジュビアをシリルとウェンディが抑えている姿が目に入り気まずい雰囲気。
「8番と9番は一分間抱き合う」
「ふぅ」
「これくらいなら・・・ね」
「なんでグレイ様ばっかり!!」
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