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召喚されし帝国
国交樹立
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るオルレアン公とその家族が共に大広間へと入場し、皆それと同時に頭を下げてた。

「楽にせい」

そしてフランソワ5世が玉座に座ると同時に皆顔を上げた。

「続いて、ドイツ帝国大使!コンスタンティン・ヘルマン・カール・フライヘア・フォン・ノイラート男爵殿!ドイツ帝国駐在武官!ウィルヘルム・フリードリヒ・フェルディナント・フォン・バイエルライン伯爵!前へ!」

そして続いて、近衛士官はノイラートとバイエルラインの名前を呼び、それを聞いたノイラートとバイエルラインは国王の前に歩み出た。

「国王陛下、このたびは我がドイツ帝国との国交樹立ならびに同盟樹立を認めていただき、また我々のためにこのような歓迎の模様しをして頂き、恐悦至極に存じます。我が帝国の最高指導者であらせられます、アドルフ・ヒトラー総統に変わりまして、お礼を申し上げます」

「礼の必要はありませんぞ大使、むしろ我が国は貴国とは同盟関係だけでなく、我が国の発展のためにも貴国から学ぶ事が沢山あると考えている。此方こそこれからは共に手を携え歩む友として宜しく頼むぞ」

「はっ、そこまで言っていただきありがたき幸せにございます」

ノイラートはフランソワ5世のドイツを高く評価する発言に対しそう礼を言った。

因みに、学ぶべき事が沢山あると言ったフランソワ5世の言葉は嘘ではない、実はドイツ側はジョゼフを通じフランソワ5世に友好の証として、ドイツのマイセンの食器やフランスのシャネルの香水、その他ドイツやフランス以外にもヨーロッパのほぼ全土から集めて来た工芸品を献上しており、その文化レベルと技術力、そしてジョゼフの話と彼が持ち帰って来た写真により、ドイツ帝国の文化力や国力と言う物を間接的にではあるが実感し、ガリア王国のさらなる発展のためにはドイツと手を結び、彼の国との交流から多くを学ぶ必要があると感じていた。

「諸君!今回この社交場へと集いし、我がガリア!そしてその他トリステインやロマリア!ゲルマニアのメイジ達よ!!今日我々は今日歴史的瞬間に立ち会ったと言ってもいい!!何故なら我が国は突如として現れた巨大で!そして文化や価値観がこのハルケギニアとは違う国家であるドイツ帝国と戦を起こす事なく、平和的に手を結び交流を築く第一歩を踏み出す事ができた!この事が我が国、そしてハルケギニアの平和へと綱がながることを切に願う!新たなる盟友であるドイツ帝国に、我が始祖ブリミルの加護があらん事を!!」

「「「「ブリミルの加護があらん事を!!」」」

フランソワ5世がそう言いワイングラスをあげると会場に集まっていた貴族達も皆一斉にグラスを掲げた。

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